IMG_2756オートクラフトを取り巻く事業環境は決してシンプルとはいえない。中古車やパーツ販売部門がオートクラフト株式会社、自動車整備部門が株式会社カーサービス港南、二つの組織からなる。
ひとつ屋根の下に居ながら二つの会社組織が存在すると、やはり無駄が多い。元々、全く別の場所で、経営そのものも別の組織だったので、ここまでリンクしてきただけでもかなり効率的にはなっているのだが、それでも、決算処理は二度必要だし、本来なら簡単な社内処理でも、当然きちんと伝票処理をする必要がある。
実態上はひとつの組織として運営されていても、「別会社」という感覚を見失ってはならないのだ。「これはどちらが持つべき経費?」などと、あいまいなまま処理することはできない。私の場合、性格的にもそう。理系の私だが、厄介なことに(?)、なぜか帳簿の管理も好きなのである。

とまあ、日常、こんな環境の中で仕事をしているのだが、やはり面倒なことは徐々に整理していくに限る!ただ、規模は小さいながら様々な利権も絡んでおり、その辺りの整理に意外と時間が掛かった。そして、気がつけば、私がここに来てから既に一年半以上が過ぎている。しかし、ようやく、半歩前進した。
先月から、株式会社カーサービス港南が持っている「民間車検工場」の資格をオートクラフトに移管するための手続きの準備を始めている。「車検」というシステムは私の想像をはるかに上回るほど複雑な法律の中に存在し、変更に関する書類を出してハイおしまい!というわけにはとてもいかない。そんなことも、手続きに関して調べてみて初めて知った。
考えてみれば、自動車整備士資格の中でも、分解整備をするための整備士3級や2級と、車検整備後の検査が行える「自動車検査員」の試験の難易度には雲泥の差がある。ちなみに、私は整備士2級までは取得して、ちょうどそのタイミングで当時勤めていたディーラーを退職したので、その後検査員資格にチャレンジすることすらしなかった。勉強して合格した先輩たちは、口を揃えて取得することの困難さと、合格したときの歓びを訴えたものだ。
整備士資格者が居て、分解整備を行えるだけの「認証工場」とは、そのハードルの高さが全く違うものだったのだ。
(レイブリックの場合は、認証工場を持っているので、車検を含め、分解整備までは自社で行える。しかし、検査のためだけに自動車検査場に持ち込む必要があるのだ・・・。)

現在、株式会社カーサービス港南の長谷川検査員が主になって、オートクラフトを民間車検工場にするための手続きを進めている最中。私もここ二日間、デスクとパソコンに向かいっぱなし。脳が完全にオーバーヒートしている・・・。
もうひといき!この手続きが済めば、オートクラフトはひとつの組織として車両やパーツの販売、整備、そして検査を行うことができるようになる。ここが正念場だ。どうか順調に事が運びますように。