私が子供の頃のインスタントラーメンの定番といえば、「出前一丁」だった。おそらく小学生時代から自分で作って食べていたが、いつの頃からかすっかり食べなくなった。カップラーメンに移行したのもその理由だろうが、そのカップ麺でさえ、年に数えられるほどしか食べなくなった。やはり、体を気遣って不健康そうに感じる食べ物を選ばなくなったのだろう。

一昨年、東京での半単身赴任生活を始める際、食生活に関して自分に約束事を課した。

一、パックに入った惣菜を買ってきたとしても、必ず皿に移して食べること。
一、ほか弁やコンビニ弁当を買って帰らないこと。自炊が面倒なら外食すること。
一、コンビニやスーパーで、プラスチックのスプーンやフォーク、ストロー、割り箸をもらって使うことはせず、必ず自分の食器を使うこと。
一、いくら簡単で美味しいからといってインスタントラーメンを食べないこと。



昨日、名古屋から東京へクルマで移動した。名古屋インターから高速に乗ってすぐのパーキングエリアに寄ると地元のお土産がたくさん売られている。そこで、これを見つけてしまった。名古屋では知らない人はいない!「寿がきや(すがきや)」のラーメンである。もちろん、本物は乾麺ではない。これはお土産用にプロデュースされたものだろう。インスタントだから、さすがに本物同様というわけにはいかないだろうが、東京で赤だしが恋しくなるように、名古屋メシはどんなときでも食べたくなる。非常食として置いておいてもいいし、などと考えるまでもなく既に手にとっていた。

DSC_1087そして、今日、早速食べてしまった。どこが非常食だか・・・。
鍋でお湯を沸かし、袋を空けて、しまった!と思った。当たり前だが、具はセットされていない。「素」寿がきやである・・・。夏に冷麦用に買ってあった乾燥ネギがあったことで、かろうじて色を付けられた。

いざ、実食!!!

正直なところ、本物のほうが何倍も美味しい・・・。しかし、逆を言えば、何分の一かは「寿がきや」を感じられたわけで、それを東京で感じられることは、何倍もの効果を生む。普通に美味しい。
きっとみなさんもそうだと思うが、やはり地元の味は絶対的なスタンダードである。味噌煮込み、あんかけスパ、台湾ラーメン、きしめんなど、これまで様々な名古屋メシを紹介してきたが、寿がきやも重要な一品だったことを改めて感じた。