今朝、自転車で出社するとき、タイヤの空気が減っていることに気がついた。平坦なアスファルトの上なら大丈夫だが、少しの段差でガツンとショックが来た。
タイヤの空気が減った自転車を漕ぎながら、この状態でこの自転車はあとどれぐらい走れるのだろう?と考えた。一年前の今日、私はここ東京で東日本大震災を経験した。あの日、スタッフのほとんどが帰宅困難に見舞われた。スタッフに限らず、あの日、もし自転車があったなら、そんなふうに思う人は何百万人もいただろう。

首都圏直下、あるいは東南海地震が騒がれている。私は東京と名古屋を行き来する生活を続けているが、今後そのどこで地震に見舞われることになっても不思議ではない。もし東京に居るときに地震に遭ったら、そして何が何でも急いで名古屋に向かわなければならない事態になったらこの自転車が必要になるかもしれない。自力でとにかく西に向かい、交通機関が機能している場所までたどり着くことができれば、例えばそれが静岡のどこかかもしれないが、自転車があるとないとでは天と地ほど違うだろう。

そんなことを考えながら会社に着き、すぐに空気を入れた。更に私は考えた。荒れた道路を漕いでいるうちにパンクしたら?そんな時のために応急用パンク修理キットも必要かも。困ったほかのひとに役立つかもしれないし。自転車にくくりつけて常備しておくことにしよう。今度ホームセンターに行ったら忘れずに買っておこう。あれもこれもってわけにはいかないが、最小限の備えだけはしておこうと今日改めて思った。

巨大地震はまたいつか必ず来る。それは私が生きている間には起こらないかもしれない。しかし、子供たちが大人になったときに遭う可能性だって充分にある。被災地の方々の苦しみや悲しみは、私などとうてい想像できるものではないだろうが、それでも私が東京で経験した恐ろしい体験だけは名古屋の人や子供たちには伝えていける。短い間だったが生活物資がなく不自由な思いもした。非常食や水や、トイレットペーパーや電池やラジオや。あの時、東京で足りなくなったものはどんな災害であっても必ず必要になるもの。ガソリンを保存しておくことはできないが、自転車のタイヤの空気を入れておくことぐらいはしておかなきゃ!


被災地の復興が一日も早く進みますように。