DSC_2929知人のクルマはハイブリッドカーのプリウス。始動ボタンを押してもプルンとも言わずに、静かにインストルメントパネルが光りはじめるのみ。それでアイドリング(とは言わないのかな?)状態というのがなんとも違和感がある。アクセルを踏んだところで、いかにもモーターが回るような「ウイーン」という音がするわけでもなく、それでもけっこう力強くクルマは動き始める。

一方、今日の午後、レンジローバーをお目当てに来店してくださったお客さまのクルマはマセラティー・クワトロポルテ。「静かに出かけようとしても勝手にエンジンが吹き上がるから困るんですよ!」と。これはマセラティーの演出もあるだろうが、スターターを回すとアクセルペダルを踏んでいなくても最初の一回だけ「ファウォーン」と吹き上がる。その乾いたエギゾ−ストノートがなんとも官能的である。お帰りの際、その「ファウォーン」を奏でたときのお客さまの顔からは、満足そうな笑みがこぼれていたように感じた。

プリウスの燃費は20km/l ほどだろうか。レンジローバーのおよそ4倍。特にガソリン高のご時世、正直言って羨ましい。4倍は欲張りすぎだとしても、せめて2倍の10km/l ぐらいまで伸びてくれると嬉しいなあ。
これは個人的な希望なのだが、たとえばやがてランドローバーがエンジンとモーターのハイブリッド車になったとしても、始動時のその瞬間だけはエンジンが「ブウォーン」と音を立てて回ってほしい。きっとそんな無駄なことはしてくれないだろうが・・・。