オートクラフトのサービス工場には何本かの柱が貫通している。それらがなければどれだけスペース効率が良くなることだろうと、悔しくなるほど邪魔に感じるが、構造上のものだからこればかりは仕方がない。
邪魔な柱だけに、近くを通るときには手や体が触れてしまう。そして作業中の軍手をはめた手も触れてしまうため、白い柱は黒く汚れてしまう。
一昨年、私がここに赴任したときから、その黒ずみは大変気になっていた。機会を見つけて再塗装しなければと思ってきた。ところが、少し前に瀬川メカニックから私の考えていたことと同じことを相談された。この柱をなんとかしたいと。私は、それならいっそ汚れが目立たない色を選んで塗装したらどうかと提案した。本当は壁もリフレッシュしたいところだが、壁まで暗めの色を選ぶとピット自体が暗く感じるかもしれないと思い、とりあえず今回は柱だけを塗ってみようということに決まった。それ以降、材料の調達などの段取りは全て瀬川が行い、今日、本人が時間を見つけて塗装に取りかかった。

IMG_3040塗装を始めてすぐ、彼が私を呼びにきた。「塗り始めたんですが、カラーサンプルでイメージした色よりもずい分明るいんですよ。ただ、レンジローバーの色みたいでなかなか良いような気もします。一度見てください!」と。
彼が言う「レンジローバーの色」とは、クラシック・レンジローバーのモスウッドグリーンのことだということはすぐに分かった。うん、なかなか良い!私もそう思った。「この勢いで塗ってしまおう」とGOサイン!

合言葉は「町工場からショップのピットへ!」 自らの手で、そして工夫を凝らして自分たちが働きやすい環境に整えていくことできっと仕事に対するモチベーションも上がるだろう。まだまだやらなければならないことばかりで時間も掛かるだろうが、あらゆることを楽しみに変えていきたい。