IMG_2975ディスカバリー3のサスペンションは、基本的にはエアサスペンション・システムが採用されている。しかし、2006年に限定150台で発売された「G4チャレンジンLIMITED」だけはコイルスプリングである。
エアvs.コイル、この両者、意外にもコイルサスペンションのほうが乗り心地が柔らかく感じるのだ。ずいぶん前のこと、G4がオイル交換で入庫したとき、エンジニアが「加藤さん、リフトに入れてください!」と意味ありげに言った。レイブリックのリフトは4柱タイプで、10cmほどの高さのリフトには洗濯板状のスロープで乗り上げる。そのガタガタという振動の伝わり具合がG4は意外に滑らかであることを、メカニックは既に知っていた。それで、私に体感させてやろうと「リフトに乗り上げて」と言ったのだ。
エアサスペンション車のディスカバリー3の感覚で凸凹のスロープを乗り上げたところ、通常ならゴトゴトと感じる振動がフワフワといった感じ。全く異なる感覚に、正直なところ感動した!

7人乗りモデルの場合、後輪に掛かる荷重でリヤの車高が下がることを想定してエアサスペンションが採用されている。沈み込んだ車高を適正な高さに合わせるためである。G4の定員は5人。だからコイルサスペンションでも許されるわけだ。
この方法はディスカバリー・シリーズ2時代から使われていた。ディスカバリー・シリーズ1の頃から比べると、リヤのオーバーハングが20cm伸びた。そのスペースに最後席の乗員と荷物が乗ればリヤの車高はグンと落ちる。そこで、ディスカバリー・シリーズ2の7人乗りモデルは、リヤのみエアサスペンションが採用されている。

もし、定員が5人でよいなら、そしてレザーシートなどの豪華装備が必要ないならG4は絶対お勧めのグレードである。
まだ詳しく調べてはいないが、例えば、SEグレード(G4と同じV6エンジン・レザーシート・7人乗り)の足回りにG4のコイルサスペンションを組み込み、サードシートを取り外して5人定員にすることも可能かもしれない。構造変更検査を受ければ(受かれば)車検も問題ない。G4のファブリックシートに革を貼ったほうが早いかな?
とにかく、個人的にはそんな仕様がいいなあ!なんて妄想して楽しんでいるのである。