あるお客さまから一枚のDVD-Rをいただいた。「加藤さん、観られたかもしれませんが」と。そもそもほとんどテレビ番組を観ないので、その番組にも全く心当たりがなかった。今月始めに放映されたもので、英国車に関する番組とのこと。

Picture230
カーライフに英国魂あり

たった一時間の番組に、クルマ好きを豪語する私の47年間の人生観は大きく覆されてしまった。
優れた日本車に囲まれて育ち、日本車を教材にして技術を身につけた。運転して、整備をして、眺めて。これまで自分の自動車感には大して疑問を抱いたことはなかった。しかし、英国のそれとは大きく異なる、いや、全く異なるものであると感じたほど。対象が日本車だからというわけではなく、私が日本で育ったことが一番大きな要因だろう。うまく言えないが、どうせクルマ好きなら、日本ではなく英国で生まれ育ってそれを体感したかったと強烈に感じたのだ。
自動車の作り手の「魂」と、乗り手の「魂」がシンクロする。私はこれまで何台ものクルマを乗り継いできたが、そんなことを感じながらクルマを走らせたことは一度もなかった。そんなことを感じられる乗り手になりたい。そして、伝わってくる「魂」を感じられるクルマに触れていたいと思う。

なんだか抽象的な表現しかできないが、番組中では興味深い事実を知った。
英国では製造から40年が経過したクルマには自動車税がかからないというのだ。「古き良き」を尊重する政策なのだろう。日本は正反対。ガソリン車の場合、13年が経過すると自動車税も重量税も割り増しになる。重量税に関しては18年経過で更に高くなる。
まさに文化の違いである。

もっと深く、英国車と英国の文化を知りたいと思った。


久しぶりに曲にしよう。
番組中では英国の音楽が挿入歌で使われていた。ザ・ビートルズ、エリック・クラプトン、ロッド・スチュアート、シンプリー・レッドなどなど。名曲ばかりだ。
高校時代か、大学のときだったか忘れてしまったが、この一曲を聴きたくてアルバムを買った。歌詞は理解していないが、メロディーと声とハモンドオルガンの音色に、とてつもなく深い哀愁のようなものを感じた。アルバムを買ったのだが、結局聴いたのはこの一曲だけだった。
今夜は、プロコル・ハルムで、「青い影」。