2002年にデビューした3rdレンジローバーは、2012年モデルを最後にフルモデルチェンジが発表された。2002年から2012年、実に足掛け11年のロングセラーモデルとなったわけだ。
ランプ類やバンパーの形状、エンジンの変更など、大小いくつかのマイナーチェンジを繰り返してきたわけだが、それでも全てが「第三世代のレンジローバー」という大きな一括りのなかに入る。
その初期タイプは2002年から2004年モデルといえる。この3年間のモデルに関しては、2004年モデルでパークディスタンスセンサーが標準装備されたこと以外はほとんど仕様に区別がつかない。また、例えば信頼性の上でも何年モデルだから良いとか悪いとか、とくにそんなこともないように感じる。
2005年になるとナビゲーションがタッチパネルになる。ただ、エンジンや駆動系に変更はなく、相変わらず外観上や内装関係の意匠は変わらずにきた
今、我々周辺ではこのあたりのモデルが非常に人気だ。

いずれも製造から10年前後が経過しており、走行距離も10万キロ前後あるいはそれ以上もものがほとんど。ただ、「10万キロ」という概念は距離の単位が「km」の国の出来事。英国をはじめ、世界の多くは「mile」であり、10万キロが決して驚くべき距離でないだろうことは以前にも記事で取り上げたことがある

中古車を検討され、ご来店していただいたお客さまから、「え?この高級感で300万円切ってるの?」と驚かれることも多い。10万キロ走っていても特にレザーやウッドなど内装の傷みなどは少ない車両が多く、その高級感から放たれるオーラを実感された方のコメントである。
そんなレンジローバーだが、この先もうしばらく安心して乗るには、我々の立場としては「乗っていただくには」、やはりメンテナンスが重要になってくる。

レンジローバーオートクラフトでは、今月に入って新たにレンジローバー(2004年モデル)のご契約いただいた。現在、納車に向けて整備を進めているわけだが、今日はその内容の一部を紹介しよう。
3rdレンジローバーのウィークポイントは?と聞かれれば、必ず「ラジエターホースなどの水廻り」であると答える。このレンジローバーも例外ではなく、点検したところ不安に思う箇所が多かった。なので結局そのあたりは総取替えになった。

その他、点検の結果、調整や修理で済んだものは省略し、単に交換したパーツを挙げてみた。
以下のとおり。


《消耗品関係》
・ファンベルト
・エアコンベルト
・スパークプラグ(8本)
・フロントワイパーブレード(2本)
・リヤワイパーブレード
・ヘッドライトワイパー(2本)
・エアーエレメント
・エンジンオイル
・オイルフィルター
・ATF
・ATドレンプラグ
・デファレンシャルオイル
・ポーレンフィルター
・クーラント
・ブレーキフルード
・バッテリー
・発炎筒

《エンジン水廻り対策》
・ウォーターポンプ
・ラジエターASSY
・ラジエターアッパーホース
・ラジエターロワホース
・ヒーターホース(5本)
・その他ウォーターホース(6本)
・サーモスタット
・ATサーモスタット
・ATサーモスタットパッキン
・水温センサー
・クーラントギャラリーシールプレート
・クーラントギャラリーシールプレートカバー
・インテークマニュホールドガスケット(4個)

《エンジンオイル滲み対策》
・タペットカバーガスケット(2個)
・グロメット(24個)
・VCCソレノイドパッキン(2個)

《その他不具合箇所の交換部品》
・オイルフィルターマウントラバー(2個)
・右ドアミラー
・サンルーフモーター
・フロントワイパーアーム
・助手席側カップホルダー
・パーキングセンサー