大企業には我々には想像もつかないプロジェクトが存在することを、今日は身を持って体験してきた。
都合により企業名は伏せておくが、その「大企業」がどれほど「大」であるかを例えると、レイブリックとオートクラフトが合わせてかかったとしても社員数およそ10,000倍の規模。
とにかく大企業なのである。そして大企業だからこそ成せる社員研修プロジェクトがそこにはあったのだ。

ある関係筋から是非研修に参加してほしいとの依頼があった。研修の対象はその企業の30歳後半〜40歳代前半の社員。私は研修の「材料」としての参加なのである。企業の幹部候補のための人材育成プログラムの一環だそうだ。そんなものに私などがお役に立てるのだろうか?という不安が先立ったのだが、とにかく自然体でいるだけでよという。ますます分からない・・・。
BlogPaint会場に着くと、そこには40名の出席者と、私の他にアシスタントとして召集されたメンバーが3人。研修出席者は10名づつのグループに別れ、私たちアシスタントはそれぞれの輪にひとりづつ加わる。そこで、ひとつのテーマについての話し合いが始まる。テーマは「自身にとっての品川駅」。
私は主に新幹線に乗るときに品川駅を使う。そして周辺に賃貸マンションを構え、そして職場も近くにある。そのエリアで感じる利便さ、そして不便さというのを私が語る。それに対する質問が研修生から飛んでくる。
そんなディスカションを、順に次の輪へと移りながら進めていくというスタイル。

「大企業ならでは」というのはここからで、今回研修に参加している社員さんは、特に「便利な品川駅を作るプロジェクト」に取り組んでいるわけではないのだ。こういうディスカションを通じて別の何かを学ぼうとしているのだ。我々なら、「この冬にスタッドレスタイヤをたくさん売るために!」とか、「在庫期間が長くなっている商品をどう売るか?」など、ミーティングのテーマは必ずといってよいほど短期的なものであり、直接的なものだ。
じっくりじっくりスタッフを育て、その中から幹部を作っていくという何十年がかりのプロジェクトなのである。

今日の率直な感想は?メチャクチャ楽しかった!何が楽しいって、まずそこに利害関係がないことだろう。私は思ったことを話せばよいし、質問する研修生もその核心は直接事業に関係がない。質問と回答によって、品川駅がどうなるというものでもない。とにかく素直に感じたことが言葉として飛び交う。本当に意味があることよりも、みんなの表情を見ながら興味深そうな内容を展開していけばよい。つまり会話が楽しければそれでよいのだ。初対面の方たちとこんなにリラックスした会話が成り立つなんて全く想像していなかった。
それよりなにより、やはり私は話すことが大好なのだ。話し出したら止まらない!あれ、もう時間ですか?!名残惜しい・・・、というように、あっという間に時間が過ぎていったのであった。

ちょっとだけ私が話した内容に触れると、例えば品川駅港南口周辺で住んでいて不便なところ。それは洋服や生活小物などのショッピングができる場所がないこと。私はこのあたりで靴屋を見たことがない。
もうひとつ、それに関連するが、これだけ大きな駅であるにもかかわらず、駅ビルに百貨店が入っていないこと。自分の買い物もそうだが、お土産や贈り物を探すのがとても大変なのである。ここでは時間つぶしのショッピングなんてありえない。
そんな話をしたのであった。

ぶっちゃけ、ノーギャラだが、こんな楽しい「会」なら何度でも呼んでほしいなあ!
あ、ノーギャラなんて失礼しました。お土産にちゃんと煎餅をいただいて帰りました。見たことないけど、どこの煎餅だろ・・。

DSC_3653