DSC_3583写真はディフェンダー90のV8ガソリンエンジンだが、クラシック・レンジローバーやディスカバリー・シリーズ1もほぼ同じ構成をしている。写真中央の黒く短いゴムホースはエンジンのインテークマニュホールドからヒーターコアへと続くホース。ホースはただのゴムホースではなく、中にタコ糸のような丈夫な繊維が編みこまれて強度が保たれている。
このヒーターホースだが、断面を良く見るとその繊維が見える。ポチポチと見える緑色のものがそう。分かるかな?これは本来は緑色ではなく白である。ではなぜ緑色になっているのか?これは外からは見えない部分だが、ホースの内側に亀裂が入っている証拠なのである。亀裂から冷却水が染みて色が付いているのだ。この緑はクーラントの色なのである。
外から見る限り、そこまで深刻な状態だとはなかなか気が付かない。この僅かな症状を見逃すことなく見つけられれば、走行中に突然起きてしまうかもしれないトラブルを未然に防ぐことができる。納車整備や車検整備などの点検でこのようなことをひとつでも多く見つけられれば、すなわちそのクルマの信頼性が格段に向上すること間違いなし!集中力、記憶力、応用力、注意力、努力など、それらあらゆる力をランドローバーに向けることが我々の仕事である。