マイカーに冷房が付いていないという記憶がある方、私は1965年生まれだが、ちょうど私の世代がギリギリ境い目ではないだろうか。私が幼少の頃、加藤家のマイカーには冷房がなかった。夏はウインド全開!それしか方法はない・・・。たまに信号待ちで横に並んだサルーンの窓が閉まっていると、それこそヨダレを垂らしながら涼しげなセレブを羨んだものだ。そんな記憶がかすかにある。

今日、高速道路を走らせたのは1997年モデルのディフェンダー。この頃のディフェンダーは、基本的に冷房は付いていない。必要な場合にのみ吊り下げ式のクーラーを取り付けるような構造になっている。もちろん、日本に正規輸入されたモデルには全車に取り付けられているが。
ランドローバー基本的に冷房が付いていないディフェンダーはどのような構造なのか? ブロワファンからはヒーターの風しか出ない。その風の温度は、自然の温度から温風への調整は可能。風の出る位置は、フロントガラスに向けられたデフロスターと、足元のみ。上と下だけなのである。では、真ん中は?ちょうど体に当たる部分の風が欲しいときはどうするか?!
それがコレ!エアベント・フラップ。これを空け、走行風をダイレクトに車内に導くのだ。粗めの金網があるだけの、実にダイレクトな方法だ。そして、これがかなり涼しい。ただ、ダイレクトだけに埃も虫も容赦ない。当然だが温風など出ない・・・。
部屋に例えると、その部屋には暖房しかなく、やがてクーラーを追加した。そして季節がいいときは窓を開けて風を通す!ディフェンダーの空調とはそんな具合い。
このワイルドなところもディフェンダーの魅力のひとつである。