今朝、レイブリックに出社前、私はテレビの前で釘付けになっていた。アメリカゴルフツアーのマスターズ選手権のテレビ中継だ。

私がゴルフを真剣に始めたのは2004年の秋。すぐにその世界にハマってしまった。技術的に上達したいという気持ちとともに、ゴルフそのものに興味を惹かれた。難しいルールをひとつづつ理解していくことも楽しみのうち。ルールブックを読むことは、小説を読むことより面白かった。歴史や選手のことも、なんでも知りたかった。

さて、上達に向けて、私はスタイルから入った。スウィングのカタチである。その方法は、プロのスウィングを真似ること。いろいろ勉強していくうちに、必ずしも真似ることが正しい方法とは限らないことが解ったが、当時はそれを信じて疑わなかった。そのためにまず私がしたことは、自分と同じ身長の選手を探すことだった。同じ身長の選手のスウィングと比較しながら、プロと同じスウィングに近づけていこうと思ったのだ。
私の身長は183cm弱。これはちょうど6フィートに換算される。私はアメリカPGAのウェブサイトで、選手のプロフィールを片っ端から調べていった。そして、ジャスト6フィートの選手を見つけた。オーストラリアの選手、アダム・スコットだった。
以来、アダム・スコット選手に注目するにつれ、そのビジュアルも大きな要因なのだが、私はすっかりファンになってしまった。
ある日、テレビでアダム・スコット選手が写っていた。一緒に見ていた中学生の次男坊に「この選手、父さんと同じ身長なんだぞ」と言うと、息子の返事はこうだった。
「一緒なのは身長だけ〜!カッコよさが違〜う、お腹の筋肉が違〜う、稼ぎが違〜う!」
分かってるよ、そんなこと・・・。
それはいいとして、子供の目にも彼はやはり格好よく見えたようだ。

今朝放映された今年のマスターズ最終日、アルヘン・カブレラ選手とのプレーオフの末、見事アダム・スコット選手がオーストラリア人初となるマスターズ制覇を遂げたのだった。
最終18番ホールで共にバーディーで二人のプレーオフへ。同じ18番ホールで行われたプレーオフ1ホール目は共にパーオンに失敗し、アプローチでピタリと寄せて二人ともパー。プレーオフ2ホール目は10番ホールへ移動。ティーショットは共にフェアウェイ。カブレラ選手が先に2打目を打ち、グリーンオン。後に打ったスコット選手のボールは、カブレラ選手のボールよりも内側にナイスオン。その瞬間、カブレラ選手がスコット選手にナイス!と親指を立ててショットを讃える。スコット選手も親指を立ててサンキューと応える。
DSC_0704そしてグリーン上、先にパッティングしたカブレラ選手のボールはカップをほんの数センチ外した。カブレラ選手はタップインのパー。そしてスコット選手は5メートルほどのバーディーパットをド真ん中から決めた!パトロンと共に両手を上げて喜ぶスコット選手にすぐさまカブレラ選手が歩み寄り、勝利を祝い、健闘を讃えるハグ!
二人のすばらしいプレーと、すばらしいスポーツマンシップに、朝っぱらから涙をこぼしてしまった私だった・・。

いやあ、ゴルフってすばらしい!
さあ、これから0:03からマスターズ最終日ダイジェストのテレビ放送だ!もう一度感動を味わうとしよう!