今日は名古屋でオフを過ごした。一日中雨、出掛けるのも億劫・・・。ということで、久しぶりにギターを弾いて過ごした。
このギターについては、もしかしたらずいぶん前にも触れているかもしれないが、なかなか面白い経歴があるので改めて紹介しよう。

2013-04


その年のお年玉と、それまでコツコツと貯めてきたお年玉貯金を解約し、それを全て握り締めて楽器屋へ向かったのは高校1年の冬休みのことだった。それまではヤマハの一番安いモデル。もちろん、自分のウデではそれでも充分すぎるほどだったが、なんというか、一生モノを買っておけばこの先ギターが上達してもずっと使い続けられるだろうという若者特有のコジツケであった。とにかく欲しくて欲しくて、時には楽器屋に行って触らせてもらったりしながら何ヶ月も憧れたモデルだったのだ。
そんなふうにして買ったギターと、高校時代を、まさに青春時代を共に過ごしたのだった。

大学、そして社会人になるにつれ、徐々にギターを弾く機会は減ったが、それでも全く弾かなく時期が長く続くことはなかった。
レイブリックを始めてからのことだったので、おそらく十四〜五年前のことだったが、仲間でバンド遊びをすることになった。そして身内を集めてライブなどやったのだが、そのためにアコースティックギターの中にピックアップ(マイク)を仕込むことを考えた。
そんな矢先にこんな出来事が起きた。

友人が経営する自動車関連のショップを訪れた際に、友人がこんな話をしてくれた。
ある日宅配便がやってきてドライバーが荷物を降ろしたときにトラックの中を覗くと、そこにはギターケースがあった。何気に覗いたら宛名ラベルが目に入った、届け先はご近所に住むそのショップのお客さま宅。そして、荷送人はきっと多くの人が知っている有名アーティスト、松山○春さん。
次に、そのお客さんがショップを訪れた際に友人はもう少し突っ込んだ話をした。そしてそのお客さんがギター工房を営まれていることが判明。
そんな話を聞いた私は、さっそくその方を紹介してもらった。そしてアポを取ってギターを持ってギター職人を訪ねた。ピックアップを仕込みたいことを伝え、そして、自分が一生モノと信じて買ったギターが果たして大切にすべき一品なのかを見定めてもらった。職人は、せっかく良いギターだからもう少し音を響くようにしようと提案してくれた。

こんなふうにして生まれ変わったギターは、私の一生モノとしての存在感を更に高めることになった。かといってギターの腕は年々退化していて、このままでは宝の持ち腐れになってしまうので、せめて時々こうして弾いてギターを寂しがらせないようにしているというわけだ。実際に、もう33年の付き合いになるこのギターの音は、私にとってもとても心地よい響きなのである。

今日はさすがに曲にしよう!
今日、このギターで何度も弾いた曲を。今日だけじゃなく、何十年にも渡って何百回も弾いてきた曲である。
今夜は、サイモン&ガーファンクルで「The Boxer」。