レンジローバー_オートクラフトサイドスリップ、直訳すると「横滑り」。車検の検査項目にもあるのでその言葉を知っている方も多いと思う。車検では必ず点検し、必要に応じて調整をする。点検にはサイドスリップテスターという大掛かりな検査機器が必要である。
サイドスリップの説明を上手にしたいのだが、スミマセン、表現力が足りません・・・。でも頑張って簡潔に説明してみよう。
フロントホイールを真上から見た場合、実は左右のホイールは並行になっていないことが多く、進行方向に向かって狭まるようにハの字になっていたり、あるいは逆ハの字になっていたりする。これが「トウ」。
では、クルマを真正面から見たとき、同様にフロントホイールは垂直に立っておらず、よく見ると微妙にハの字だったり、逆ハの字だったりする。これが「キャンバー角」。
これらはクルマの運動性能に大きく関わってくるもの。コーナーリング性能や直進性などはこれらの傾き加減によって決まってくる。これはどんな車でも同じわけではなく、駆動方式やサスペンションの構造、また車の用途によってさまざま。
で、例えば、その車のキャンバー角がハの字(これをネガティブキャンバー、通称「ネガキャン」と呼ぶのだが・・)の場合、左右のタイヤには絶えず外へ広がろうとする力が加わり続けることになる。これが横滑りのひとつの現象。
この横滑りを消すための方法として、トウのハの字を強くする。トウを内側に向けるので「トウ・イン」と呼ぶのだが、トウ・インにすることで左右のタイヤは絶えず狭まろうとする力が働き、先のネガキャンの作用と相殺されるわけだ。
これがサイドスリップ調整。
レンジローバー日本では車検でこの横滑りを表した数値を直進1mあたり5mm以内と定められている。内側にも外側にも滑らないようにしておく必要があるわけだ。くどいようだが、「日本では」。
オートクラフトでは、今日も車検でレンジローバーのトウの調整を行い、サイドスリップを基準値に合わせた。

理解していただくには、あまりにも説明が大雑把だと思うが、とにかく、日本の車検にはこういう作業が必要であるということをお伝えしたかったのである。