ブースターパックは我々のような自動車販売や整備業にとっては必需品。バッテリーが弱ってきた展示車両を移動させる場合にも大変便利。
少し話はそれるが、ランドローバー車のように大型の乗用車にはバッテリーも大きなものが積まれている。例えば、そんなランドローバー車のバッテリーが上がってしまった場合、ブスターケーブルで他の乗用車から電源を借りようとしても大電流が流れるような太いケーブルでないとエンジンが掛からないことがある。
時々、お客さまから、「エンジンが掛からないんですよ。ケーブルで他のクルマと繋いでみたけど掛からないのでバッテリーではないと思います・・・」、というような電話が掛かってくる。しかし、一般的な乗用車用のケーブルを使っているら掛からないだけで、やはり原因がバッテリーにあることのほうが圧倒的に多い。小型乗用車用のブースターケーブルが小指ほどの太さだとすると、親指ぐらいの太さのものでないとバッテリーが上がってしまったランドローバー車のエンジンは掛からないことが多い。

さて、話をブースターパックに戻すが、ブースターパックも容量の大きいものでないとランドローバー車には対応できないことがある。
ランドローバーには不適合今日、ある商社の営業さんが新商品の提案にやってきた。リチウムイオンバッテリーを使ったブースターパックだった。ボーイング787の車両火災で問題になったことで有名であるが、そもそも787に搭載された最大の目的は小型で軽量であることだろう。
今日紹介していただいたブースターパックもそう。重量はおよそ6kgで、これは従来品のおよそ半分の重さ。そして形状も薄型でとてもコンパクト。そして性能は抜群だと!それが事実ならとても興味がある。
そこで早速テスト。試験車両はディスカバリーのディーゼルエンジン車。長期間の放置でバッテリーは完全放電状態。それのエンジンが掛かれば一発合格。
ところが、ウインウイン・・・、カチカチカチ・・・。残念。
たまたま隣に、これも完全放電の3rdレンジローバーがあった。ディーゼルがダメでもガソリン車なら・・・。営業さんはそう期待するも、結果はダメ。やはりランドローバー車を動かすためには強力な電力が必要なようだ。
テストをしてみてよかった。

今回は不採用だったが、やがてパワーアップバージョンが発売されるかもしれない。それに期待しよう!