レンジローバーフューエルポンプある日突然エンジンが掛からない・・・。大変困る事態だ。エンジンが掛からなくなる原因は様々だが、その中でもフューエルポンプの故障は代表的である。昨夜、レイブリックには一台のレンジローバーがレッカー車で入庫した。原因はフューエルポンプだった。
ガソリン車の場合、電気モーター式のフューエルポンプが使われていることが一般的で、いつの時代のどんなクルマでも同様の故障は起こりうる。ランドローバー以外のクルマだが、私も過去に二度経験がある。クルマに乗り込んでエンジンを掛けるときというのは、ほぼ必ずクルマで出かけなければならない用事があるときなので、とても困ってしまう。自分のときもそうだったが、今日のようにお客さまのクルマが入庫するたびに何とかならないものかと考える。「何とかならない」というのは、自分の力で何とかしようってことではなく、自動車の設計の段階でもうひと工夫してもらえないかという他力本願的なもの。汗

今日は、私が考えるフューエルポンプの停止に対するフェイルセーフ案を。

その一、フューエルポンプを並列で二つ設ける。能力は同じでもよいし、どちらかが小型のものでもよい。正常時には二つとも作動し、万が一どちらかが止まったときでも片方のポンプで、ある程度の吐出量を確保できる。エンジンの最高出力は出せないまでも、7〜8割の性能が確保できればとりあえず移動はできる。電子制御でエンジン回転数や最高速度を制限し、同時にメーター内に「No.1 FUEL PUMP FAULT」などと警告を出す。

その二、その一と同様にフューエルポンプを二つ設けるのだが、例えばイグニションスイッチを回すたびに、今回はNo.1ポンプを、次はNo.2ポンプを、と交互に作動させる。たえず片方だけ作動させていると、作動させていないほうが固着してしまう恐れがある。なので交代で仕事をさせる。どちらかが故障したときには、一度イグニションスイッチをOFFにし、掛けなおせばもう一方のポンプが回ってくれるのでエンジンは掛かる。

いずれもフューエルポンプを二つ使う方法。壊れる可能性があるのだから複数でカバーするしかない。検討材料はいろいろあるだろう。まずはコスト、そしてスペース、さらには僅かだが重量増も。
しかし、例えばレンジローバーの場合、1,100万円の車両本体価格が仮に数十万円高くなってもきっとオーナーさんは安心が買えることで納得していただけると思う。オプションにするのもよい。オプションを選ばない場合にはタンクにメクラ蓋を付けておけばよい。
ランドローバー各車のフューエルタンクは80〜100リッターと巨大なものなので、設計上ポンプが収まるスペースも充分確保できるだろう。車重は2トンを余裕で超えるほどなので数キロ重くなるぐらいでは性能や燃費に現れるほどではない。

どうだろう、私には全く問題ないと思うのだが。メーカーさん、採用してくれないかな!この案をヒントにして立ち往生しないクルマを作ってくれたら凄く嬉しいなあ!