レンジローバー整備写真は2ndレンジローバーのエンジン。車検証上のエンジン型式こそことなるが、この頃のランドローバーのガソリンエンジンは構造的にはみなほぼ同じだった。(1998年までの2ndレンジローバー、クラシック・レンジローバー、ディスカバリー・シリーズ1、ディフェンダー)
行なっている作業はインテークマニホールドガスケット交換。元々はオイル漏れの修理から始まった。オイル漏れの原因はロッカーカバーガスケットから。V8エンジンなのでシリンダーヘッドは左右ふたつに分かれている。その左右のロッカーカバーのガスケットを交換するのだが、そこまで分解するともう一段階奥にあるインテークマニホールドにたどり着く。そして、そこにはクーラント漏れのウィークポイントがある。
インテークマニホールドはエンジンシリンダー内に空気を送り込むパイプ部分。クーラント漏れの修理で、吸気に関するガスケットを交換ってどういうこと?実は、インテークマニホールドという部品単位の中にクーラント(冷却水)の水路も作られている。なので、そのガスケットは吸気と共に水路のパッキンを兼ねているのだ。
この頃のローバーエンジンのオイル漏れとクーラント漏れの原因はこのあたりであることが多い。なので車検などまとまった整備を行なう際にはこんなふうにエンジンの上側をごっそり分解することは日常的に行なっている作業である。
ガスケットを交換する際には当り面をキレイにしてから組み付ける。キレイにすると共に、しっかりと平面を出す。そのために、オイルストーン(砥石)を使って磨く。双方をしっかり磨いて平面を整えることでガスケットの密着が良くなり、漏れ再発の防止になる。