ランドローバー写真はディスカバリー・シリーズ2。フロントガラス越しには変形して捲れ上がっているダッシュボードが見える。ランドローバーでこの減少が頻発しはじめたのは1994年モデル以降の、当時のディスカバリー・シリーズ1。早いクルマでは数年で捲れ始めた。
似たようなダッシュボード形状だが、同世代のクラシック・レンジローバーは不思議となりにくかった。それよりも、次世代の2ndレンジローバーのほうが変形する例が多い。
さて、この原因は、ずばり日射による熱である。マンションの地下駐車場や、シャッターがしっかり閉まって陽が当たらないような保管状態のクルマでは、20年経った現在まで捲れることなくシャキっとしていることもある。私の自宅マンションの部屋は一階で、専用庭の一角がカーポートになっている。ここはマンションの共有部なので、勝手に屋根をつけるわけにはいかず、やむを得ず青空パーキングになっている。夜、帰宅し、朝出社するまでの間なので陽が当たる時間は短い。それでも、私はクルマを前から駐車し、後部を太陽に向けて停めるようにしている。他のクルマが皆バックから駐車してキレイに列んでいると、なんだか自分だけが秩序を乱し、景観を損ねているように思われるかもしれないが、それでもやむを得ない。広いフロントガラスには、できるだけ陽を当てないように心がけているのだ。出掛けた先でも、できる限り北向きに停める。東西なら西陽を避けるために東向きに停める。特に暑い夏、ただでさえ熱くなった車内に、更に強烈な西陽がダッシュボードを直撃したら、やはりその破壊力はと想像以上に大きいと思う。
そんなふうにして少しづつ配慮し続けることで、せめて自分が乗っている間にはダッシュボードの変形を回避できるかもしれない。仮に変形し始めても、悪化を遅らせることはできるだろう。
大切なクルマを労わってあげよう。