現在でもレンジローバーのインテリアにはリアルウッドが使われて多く使われているのだが、2002年デビューの3rdレンジローバー以降は割れや変形、変色はほとんど見られない。
レンジローバーレンジローバー_クラシック
写真は1994年式クラシック・レンジローバーのもの。合板に突板が貼られた構造だが、土台となる合板部分と、表面の突板部分のどちらにも劣化の原因を孕んでいる。一枚目写真の場合は、変形こそ最小限だが、表面付近の層での割れと、色褪せが見られる。正直なところ、これでも劣化は少ないほうである。二枚目の写真はオートクラフト大橋の手によって再生されたもの。表面のクリアとその下の突板を剥がし、新たにウォールナットの突板を貼りあわせた後、濃い目のブラウンを混ぜたクリア塗装の皮膜で仕上げたもの。新車当時の輝きが蘇ったわけだが、これとて何年も経てば必ず劣化が進む。ただ、自らオーナーとして使っている期間にじわりじわりと変化していく様は、よほど酷いことにならない限り許せてしまうもの。それも含めて、自分とレンジローバーが共存した歴史でもある。それでも、できるだけ劣化を抑え、長年の使用による「味」の範囲に留めておきたい。できるだけ直射日光に当てないように、そして夏場に車内の温度を上げないように。それが一番だと思う。