およそ10年前、ゴルフを始めて間もない頃に知人からこんな話を聞いた。
あるプレーヤーが崖下の林の中にボールを打ち込んだ。ボールは木に囲まれて狭いスペースにあり、それでもなんとかスウィングができるとのことだったので、仲間は打球の行き先を確認しようとフェアウェイで待っていた。崖下からショットの音がし、ボールは無事にフェアウェイに戻ってきた。「ナイスアウト!」
ところが、崖下のプレーヤーはしばらくしてもフェアウェイに戻ってこない。仲間が崖下を覗くと、なんとプレーヤーが倒れていた。折れたクラブが自分の体に刺さって大怪我をしていたのだ。
その話を聞いた私は、決して無理なチャレンジはするまいと思った。

これまで私はクラブが折れたことが2度あった。一度はコースの練習場で、もう一度はラインド中のフェアウェイバンカーでのショット時に。いずれも木などの障害物に当てたわけではなく、普通のショットだった。当時、頻繁に練習に使っていた6番と8番アイアンで、おそらくネック部に金属疲労が起きていたのだろう。ショットの瞬間、ボールと同時にクラブヘッドが飛んでいってしまったのだ。幸い飛球線上に人はおらず、誰も怪我をすることはなかった。

加藤ブログ今日、私はラウンドに出掛けたのだが、そこでクラブを折ってしまった。私のボールはラフの立木の近くにあった。フルショットをするとフォロースルーでシャフトが木に当たる。なのでハーフショットでとりあえずボールをフェアウェイに戻そうとした。何度も素振りをし、スウィングの幅を確認した。そしてショット。素振りの通りフォロースルーを小さくしてスウィングを止めた、・・・つもりだった。しかしほんの僅かに勢いが余ってしまい、クラブが木に当たった。その瞬間、"キーン"という金属音と共にシャフトが折れた。今回も幸い怪我はなかった。
以前に知人から聞いた事故は、こんなふうにちょっとした過信や油断から起こったのだろう。確率は高くはないが、ゴルフ中の人身事故はこうして起こるのだということを身をもって経験した。

もちろん、こんな時のためにゴルファー保険には加入している。他人に怪我をさせてしまった場合、自身の怪我、道具の破損時に適応される。今回の場合にはシャフト交換の費用が保険金で賄われるわけだ。
あ、ゴルファー保険にはもうひとつ担保種目があった。ホールインワン保険。ホールインワンをしたときのお祝い費用が支払われる。保険金でもこれは大歓迎なのだが、私の打球は何度打ってもホールインワンにはほど遠い・・・。