今日は「納税」について。
3月、レイブリックは国税局による税務調査を受けた。企業の経理担当や、もちろんご商売をされている方なら分かると思うが、「調査」というよりは時には「捜査」と思われるほど厳しい追及をされることもある。数年前の特定の取引について訊ねられても全ての記憶があるわけではなく、即座に説明できないこともある。確かこれは振替処理でこうして・・・、などと記録を辿って答えを導きだす。明確な答えが出るたびにホっとする。
そうやってひとつひとつグレーを白にしていく作業が数日間続く。グレーがグレーのまま、あるいは黒と判断された場合にはそれ相応の追徴課税が発生し、修正申告を行うわけだ。


さて、今回指摘されたのは消費税についてだった。
(今回は平成26年3月までの消費税率である5%として話を進める。また値段は全て消費税込み。)

お客さまから整備やパーツ代金をいただく際、クレジットカードで決済することが増えている。カード決済の場合、カード会社との契約形態によるが、およそ数パーセントの決済手数料を支払う。今回は分かりやすく4%でお話しよう。
仮に、年間2,100万円のクレジットカードによる売上回収あったとしよう。カード会社からは4%差し引かれた2,016万円がレイブリックの銀行口座に振り込まれたことになる。
企業が消費税を納める場合、売上げに含まれる消費税から、仕入れに含まれる消費税の差額、実質上手元で預かっている消費税を納税する仕組みだ。2,100万円の売上げの内訳が、社員メカニックによる作業工賃として1,050万円、パーツの売上高1,050万円とする。パーツの仕入高が840万円だった場合、仕入れ時に支払った消費税は40万円。
カード会社からの入金額2,016万円には960,000円の消費税を含んでいる。つまり、レイブリックが実質上預かっている消費税は、960,000−400,000=560,00円(※1)となるわけだ。

これまで私はこのように処理をしていた。ところが今回の調査でこの方法に間違いがあることを指摘された。カード会社に支払う4%の手数料は非課税経費とのこと。なので、単純に4%を差し引いた2,016万円だけを売り上げることがそもそもの間違いだったのだ。
指導された正しい計算方法は簡単に説明すると以下の通り。

2,100万円の売上高に含まれる消費税・・・100万円
パーツの仕入高840万円に含まれる消費税・・・40万円
1,000,000−400,000=600,000円(※2)

ということで、レイブリックは600,000(※2)−560,000円(※1)=40,000円 の申告漏れをしていたことになる。グレーとか何色とかの問題ではない。知らなかった私は自信満々で誤った処理方法の説明をしたのであった。「ああ、それ違いますねえ!」、「え?そうなんですか???」 と・・・。
調査官に、「ウチのような小規模な小売店だからこれで済んだけど、スーパーや百貨店のような規模でこれをやってしまたら物凄い修正になりますね?!」と言うと、「いや、みなさん知ってますよ!」と即答(汗)。すみません、恥ずかしながら知りませんでした・・・。
レイブリック加藤ブログ消費税率も上がり、同様のミスを犯してしまうとその修正額も多額になる。注意しなければ!いやいや、勉強になりました。
私は説明が下手なので、ご興味がある方は「カード手数料 消費税」などで検索して調べてみてくだい。