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写真はレンジローバー・スポーツ(L320)のバッテリー、そのプラス端子部分。既に清掃済みだが、この端子がすっぽり覆われるように大量の白い粉が固まりとなって付着していた。粉はバッテリー液である希硫酸の蒸発ガスが端子の金属と化学反応を起こして発生するわけで、その粉は端子を腐食させて接触不良につながり、充電不良からバッテリー電圧を招いてエンジンの始動不可へと発展する。バッテリーの寿命の低下にもなるだろう。
実際にこの車両のプラス端子も腐食が進んでおり、バッテリー交換をしようとしたらボルトが簡単に折れてしまった。

さて、その希硫酸の蒸発ガスだが、本来はバッテリー外に多量に漏れるものではない。レンジローバー・スポーツの場合、構造上、ケーブルの取り回しの関係で、バッテリーのプラス端子に横向きの無理な力が掛かることがある。それが原因となって端子周辺のハウジングに細かなヒビが入り、そこから希硫酸が蒸発することがあるのだ。
レンジローバー・スポーツでバッテリー端子部分に白い粉の固まりを見つけた場合、清掃するだけではなくバッテリー本体の状態も点検したほうがよい。またバッテリー交換時にはできるだけ端子に無理な力が掛からないような配慮も必要だ。

imageちなみに、ディスカバリー3とディスカバリー4も同じ構造なのでご注意を。