32快晴の中、スポーツカーを駆り出して鈴鹿サーキットに出掛けてきた。走るたびに「久しぶり」。たまにしか走らないからリスクが少ないのか、それとも頻繁に走って慣れていたほうがリスクが少ないのか、毎回そんなことを考えてしまうのだが、つまりはクラッシュが怖いから・・・。
年齢と共に、そしてきっと「久しぶり」だからだろうが、恐怖感から走るたびにラップタイムは落ちる。でも、もうそれで良い。コースアウトしてしまっては元も子もない。若い頃はこのままレーサーになりたいと思うほど入れ込んでいたのだが、もう今は趣味で良い。危険からはかなり遠い領域で、時々こうして気持ちよく走ることができてレーサー気分を味わうことができれば満足。

そうは言っても一般道路とはかけ離れた速度が出るものなのだが、誰かに「スポーツカーでサーキットを走る」という話をすると、「サーキットだと何km/h出るの?」と質問されることが多い。しかし、その質問には答えられない。何故ならスピードメーターを見ていないから・・・。
ひとつのコーナーを抜けてストレートに入る。全開で加速をしていって次のコーナーの直前で急減速をする。ストレートの最後では確かにもの凄いスピードが出ていると思う。しかし、その瞬間は目の前のコーナーに集中しているわけで、とてもスピードメーターなど見ていられないものなのだ。
そして、仮にそれが「何km/h」であったとしても、それはそのクルマの最高速ではない。ストレートが数kmあれば最高速までたどり着くだろう。しかし、多くの場合、サーキットでは最高速度に達する前に次のコーナーが迫ってくるので、そのクルマの限界速度には全くたどり着かないものなのだ。
ただ言えることは、自分の技量と勇気の限界速度で全てのコーナーを攻めているということ。今日は風が冷たくて寒い日だったが、一時間走行したあとはTシャツが汗でビッショリだった。

サーキットへ行くと、私よりも年配の方も多くいらっしゃる。実際に50歳を過ぎた現役プロレーサーも珍しくない。ゴルフやテニスも老後まで続けられるスポーツだろうが、意外にサーキット走行も負けていない。自分のペースで楽しむ分には、老後の趣味としても十分に続けられるだろう。華麗にコーナーを抜けて他のクルマをパスし、あとでピットインしてヘルメットを脱いだら白髪のジイさんだったなんて、かなりカッコいいかも!(笑)