東芝は数年前に白熱電球の製造を打ち切り、LEDを中心に次世代の光源への切り替えを進めている。クルマの灯火類も、現行モデルではフィラメントを使った照明機器はどんどん減っている。家庭用と同様、いずれはフィラメント球が消滅する時がくるのだろうか。そうなると旧車は非常に辛い・・・。
1995年デビューの2ndレンジローバーのヘッドランプはハロゲン球。まだ世の中にHIDですら普及していなかった時代だから、当時としてはそれが最良の手段だったと思う。その後、徐々にHIDが採用された車種も増え、汎用性のあるアフターパーツも登場した。1990年代後半のことだが、当時、HID化のコストは10万円以上は当たり前だった。
レンジローバー_ヘッドランプナイアガラ号も、当時のユーザーさんによってHIDヘッドランプに換装されていたのだが、最近左側が点灯し始めにチラチラと安定しないことがある。その頻度も増えてきて、やがて点灯しなくなるのではと心配にもなってきた。構成部品を左右で入れ替えて原因を探ってみたところ、バラストが怪しいようだ。交換すれば解決するだろうが、その前にLEDを試してみようと思った。
既存のHIDユニットを取り外し、LEDユニットを取り付けてみた。HIDの構成部品からすると、その全てがコンパクトで装着には問題なさそう。右がHID、左がLED。接続も至って簡単。HID時代には商品によってはメーター内のバルブ切れ警告が表示され、それを解決するために防止回路を組み込んだり、まあまあ面倒なこともあった。そして今回のLEDは警告は出なかった。
レンジローバー_ヘッドライト右側(写真で向かって左側)が従来のHID、そして逆がLED。写真では分かりにくいが明るさでいえばHIDのほうが有利かもしれない。しかし、コストと安定性からすればLEDにも勝ち目はある。今日は、走行テストまでは行なえなかったが、これだけの光があれば十分に安全な走行が可能だろう。いずれにしても今後はフィラメントのない光源に移行していくことは必至。機会があるごとに様々な商品のテストを行なっていきたい。