学生時代いろいろなアルバイトをしたが、カフェでアルバイトをしていたこともあった。小さなカフェで、オーナーは時々ちょっと顔を出すぐらい。店長(事実上のマスター)が居て、あとは私以下アルバ数イトが人。アルバイトの中では年齢も経験も一番上だった私がチーフ役ってところだった。
持ち場は、店長はもっぱら厨房で料理を作る、私は厨房の手伝いとドリンクカウンターの兼務。あとのアルバイトがホール係り。
夏休みともなると朝10時の開店から夜8時の閉店まで、フルで働いた日も多かった。お店では私は「マサ」と呼ばれていた。店長が奥の厨房から「マサーっ!」と呼び、それがホールでは「マスター」と聞こえるようで、お客さまの多くは私がマスターだと思っていた(笑)。夏休みが終わり、昼間に私が居ないと「あれ?今日、マスターは?」というお客さまも居たらしい。
それはともかく、その数年間のカフェ経験でいろいろな料理を覚えることができた。(あ、今はもう忘れてしまったが・・・。当時はトマトと玉ねぎを煮込んでデミソーズを作ったものだ。) そしてフライパンの使い方も覚えた。それまで私は家でフライパンを振るときには右手で持っていたのだが、そこで始めて左手で持つことを教わった。右手にはスパテラを持ち、しかし基本的にはスパテラは使わずに左手でひたすらフライパンを振る。チャーハンが美味しくできるかどうかは、イコール、フライパンを上手に使えるかどうかだ!と言われた。ご飯が固まりになってバラけないからとスパテラでかき混ぜるとお米が潰れる。そうではなく、ひたすら振って米粒を潰さずに一粒一粒の表面に万遍なく火を通すこと。そうすることでお米を香ばしく、そして味を封じ込めるように炒めることができるのだと。お米がパラパラになって美しく宙を舞うように振るのだ、と。

今では料理のレシピはすっかり忘れてしまったし、キャベツの千切りのスピードや精度も全くの素人レベル。しかし、フライパンだけは意外に上手に振れる。5年前に単身赴任が始まってからは、野菜炒めやスパゲティもよく作っている。
しかし、昨年の9月に入居した現在のマンションはコンロがIH式。そう、フライパンがバンバン振れない。今日もチャーハンを作ったのだがやはり炒める楽しみが足りない・・。IHであることは入居するときから分かっていたので文句は言えないが。ただ、コンロが一口だったことや調米もパ理スペースなどキッチン全体のスペースが狭いことは想像以上にストレスが溜まる。これではとても調理を楽しむことはできない。実際に徐々にレトルト率が増えている・・・。
加藤ブログ

世のお父さま方がご家庭で更に美味しい料理を食べたいと願うのなら、奥さまのご希望が叶うような素敵なキッチンを用意すると良いと思う。実際に調理もはかどるだろうし、なによりもヤル気が出る。きっと食卓に美味しい料理が並ぶだろう!