レイブリックのメカニックが「もしかしたら・・・」と、こんな推測をした。

レンジローバーのエアサスペンションに関することだが、サスペンション本体はゴム製の風船で、経年劣化によってエア漏れに繋がることがある。傾向的にはフロントから、そして左右には車種によってバラつきがある。2002から2005年のBMWエンジンモデルは圧倒的に左側、2006年以降ジャガーエンジンモデルは右側だ。そういう傾向があるということは、きっとそうなる理由もある。その原因が、もしかしたらラジエター・リザーバータンクかもしれないと。なるほど一理ある!
走行中、エンジンルームが一体何℃まで上昇するかは定かではないが、実際には風が当たっている走行中よりも駐車直後のほうがエンジンルーム周辺温度は上昇するもの。私がフォルクスワーゲン&アウディのディーラーメカニックをしていた当時の車両には、エンジンルームに「周囲温度センサー」が設けられており、それはイグニションのON/OFFに関わらず、温度の上昇によって冷却用の電動ファンが回転する仕組みになっていた。
仕事を終えて帰宅後、クルマを停めて家に入り、着替えを済ませて寛いでいるとガレージから「プ〜ン」とファンが回りはじめる音が聞こえてきたものだ。夏になればしばらく長い時間回り続けている。このまま回り続けたらバッテリーが上がってしまうのではと心配になるほど長時間回っていた。

水の比熱はとても大きい。温まった水はなかなか冷めない。リザーバータンクがあれば、つまり湯たんぽのようにずいぶん長い時間周囲は高温状態になる。ホイールハウスで隔てられているとはいえ、エアスプリングに熱の影響が及ぶことは間違いないだろう。その熱が劣化を早めているのかも?という推測だ。
思い起こしてみれば、2ndレンジローバーの場合もリザーバータンクは右側にあり、アエスプリングからの漏れも右側に多かった。

しかし、仮にこの推測が当たっているとしても遮熱シートを貼るぐらいしか対処法が思い浮かばないところが辛い・・・。

レンジローバー_BMW
BMWエンジンモデル


レンジローバー_ジャガー
ジャガーエンジンモデル