レンジローバー
クラシック・レンジローバーのルーフはビスで固定されている。グルリとひと回り、何十本ものビスで留まっているので決して簡単とはいえないが、それでもドライバーなどのハンドツールだけで脱着が可能なのである。ディフェンダーやその前身のランドローバーも同様の構造で、ルーフをはじめボディーパーツは基本的にハンドツールで分解可能であり、次の段階でもせいぜいリベット留めがされているだけ。(ヨーロッパではリベッターもハンドツールの範囲だと考えられているような気がする)
一般的なモノコック構造の車では、事故などによってルーフやクォーターパネルなどを交換する場合には切断→溶接といった大掛かりな修理が必要となるわけだが、そういう意味ではクラシック・レンジローバーやディフェンダーにおいては拍子抜けするほど単純な作業で済んでしまうこともある。
一台のクルマを長く維持しようと考えた場合、こんなふうに簡単な構造であることはとても重要だ。溶接機器やその技術も必要ないわけだし、分解組立を自力で行なうことができる範囲が多ければ多いほど「手に負えなくなるリスク」を伴わずにすむ。