キーマシン、キーを複製するための機械なのだが、最近ではめっきり使うことがなくなった。最近では盗難防止のためのイモビライザーが一般的だし、キー溝も内側に切られたタイプに変わっている。それどころか、スマートキーの登場で機械式のキーを使うこともなくなりつつある。
こんなふうにただキーを切るだけでスペアキーを作れる車種は、ランドローバー車ではクラシック・レンジローバーやディスカバリー・シリーズ1、ディフェンダーなど、一部の低年式の車種に限られてくる。実際に私がこの機械に触ったのも何年ぶりだろう。しかし、こんなふうに自らの手で機械操作をしてキーが出来上がる様もなかなか味があって良い。

レンジローバー_スペアキー
キーマシンを購入したのはもう十数年前ぐらいだろうか。それまではスペアキーが必要になるたびに専門業者に出向いて作ってもらっていた。しかし、その度に出掛ける手間と作業料が必要になるわけで、それならいっそ機械を購入してみようと考えたのだ。おそらく市販品では価格もクォリティーも最低レベルの機械だろう。安かっただけにダメ元という気持ちもあった。しかししかし、こうして今も現役で頑張ってくれている!

左側にサンプルのキー、右側に新品のキーをセットし、サンプルキーの段差をトレースしながら回転する歯を新品キーに当てていく。まず、そのキーのセットも慎重に行わなければならない。安い機械だけに精度は決して高くなく、無造作にセットするとキーの位置に多少の誤差が出てしまう。そうなれば出来上がったキー溝の高さが異なるものとなって場合によっては使い物にならない。手の感覚で、そして目で見て、左右のキーの位置を正確にセットする必要がある。それほどまでに曖昧な機械なのである。
しかしこれも慣れ。購入してすぐの頃には数回失敗はしたものの、その後は正確にスペアキーを複製できるようになった。今日の出来栄えにも満足!セキュリティーの関係上、モザイクを入れなけれならないのが残念。(笑) 
レンジローバー_キー