ディフェンダーの場合、ボディー外板のほとんどが平面のアルミパネルで構成されている。ルーフパネルもその典型で、せいぜいアールを付けた二時曲面であり、それ以上の造形は数枚のパネルを重ねることで成されている。重ねた部分にはシール材が充填されていて、パネル同士は要所がスポット溶接やリベット留めされている。そのシール部分は、経年で劣化し、やがて雨漏れの原因となる。
建築物の外壁でも一般的にはおよそ10〜15年ごとに防水工事が必要になる。同様の構造である以上、ディフェンダーにもそれは当てはまる。
写真のディフェンダーは製造から19年が経ったもの。シールは傷み、すでにその役目を果たしていないところが出始めた。建築と同様、防水工事の時期だ。ルーフは4枚のパネルが重ねられている。その目地にコーキングを施した。他のクルマなら雨漏れの修理と言える内容だが、ディフェンダーの場合は建物と同様に定期メンテナンスの範囲なのである。
ランドローバーディフェンダー