パーキングブレーキ、乗用車ならレバーをギーッと引っ張るのが一般的。しかし、最近は電動のタイプが増えている。写真はレンジローバーイヴォークのリヤブレーキ部分。リヤのブレーキキャリパーにパーキングブレーキ用のモーターが組み込まれている。イヴォークの場合、エンジンを止めるとシフトダイヤルは自動的にパーキング位置に戻り、それと連動して自動的にパーキングブレーキも掛かる。
ランドローバーブレーキ

リヤブレーキパッドを交換するなど、整備の際にブレーキをフリーにしなければならない時もある。基本的にはエンジンが掛からないとパーキングブレーキは解除できないのでが、整備の際はエンジン停止状態で解除を行いたい。
オーナーがご自身でブレーキパッドを交換されることは少ないと思うので、その方法を知っておく必要はないだろう。しかし、もしも整備を依頼した工場やショップがこのことを知らなければブレーキパッドを取り外すことすらできないし、最悪の場合にはキャリパーを壊してしまうこともある。予備知識として、「パーキングブレーキをフリーにする特別な方法がある」ということだけ頭の片隅に覚えておいても損はないと思う。
その方法は以下のとおり。

.侫奪肇屮譟璽を踏まずにエンジンスタートボタンPUSH(イグニションONの状態になる)
▲僉璽ングブレーキスイッチを解除側に押したまま2秒以上保持のまま
アクセルペダル全開で2秒以上保持のまま
ぅ┘鵐献鵐好拭璽肇椒織鵑魏,靴謄ぅ哀縫轡腑OFF、すぐに再び押してイグニションON
以上の操作で電気モーターが回り始めてパーキングブレーキが解除される
ナ飮していたパーキングブレーキスイッチとアクセルペダルを離す。
Ε┘鵐献鵐好拭璽肇椒織鵑魏,靴謄ぅ哀縫轡腑OFF
これでエンジンOFFかつパーキングブレーキフリーの状態が出来上がる。

整備が終わったら、今度はパーキングブレーキを元の状態に戻す必要がある。
おおまか、先の操作と同じだが、△世韻逆。
「パーキングブレーキスイッチを作動側に引いたまま2秒以上保持」となる。

電気が絡んでいるだけに、見ただけでは構造作動は分からない。こんな操作、考えてできることではなく、知っていなければどうすることもできない。仮に見た目の構造がよく似た他メーカーの車種があったとしても、整備モードに切り替えるためのコマンドはメーカーごと、あるいは車種ごとで異なる。例えば、フォルクスワーゲンは、車種専用のテスターを接続してそこから「パーキングブレーキフリー」の指令を出してやるのだそうだ。テスターがなければ手も足も出ない。ジャガーもパーキングブレーキは電動なのだけれど、従来の機械式と同じようにブレーキパッド交換ができる。もちろん車種年式によって異なる場合もある。

ああ、いろんなクルマを触って楽しみたいのに、メカニックですらそれがなかなかできない時代になってしまったなあ・・・。