夏が近づいてきた。その前に梅雨が待ち受けているのだが、特にこれからの時期、クルマにエアコンは必需品となってくる。今日はエアコンについて。
レンジローバー
トラブルの事例としてエアコンが効かなくなる代表的な原因としてガス漏れがあげられる。写真はクラシック・レンジローバーのコンプレッサー付近だが、高圧、低圧、それぞれのホースが引き込まれている。最近のクルマはホース部分が減り、アルミ材などのパイプで構成され、一部フレキシブル性が必要な部分だけ短くホースが使われるようになった。なので漏れのリスクも少なくなっている。昔はゴムホースだらけだったので本当によく漏れた。
ゴムは、風船でもそうだが、どうしても徐々に漏れてしまう。そしてホースの加締め部分が弱って漏れることも多い。自然に漏れてしまう分はガス補充で凌ぎ、ホースの劣化によるものは交換が必要となる。

最近でこそガス漏れに対するそういったメンテナンスは減ったが、昔はこんなこともよくあった。
例えば、一本のホースからのガス漏れが見つかり交換した。その夏は順調に効いていたが、季節が廻り次の夏が来たらまた効かない・・・。去年修理したばかりなのに!というオーナーさまの言い分はとても良く分かる。しかし、構造上やむを得ないところもある。
クラシック・レンジローバーの場合、エアコンを作動させている場合、高圧側には約14kg/cm2の、低圧側には約2kg/cm2の圧力が掛かる。特に高圧側はその圧力の負担によってホースは傷みやすい。ところが、作動させていない時でも回路内には5〜6kg/cm2の圧力が掛かっているのだ。なのでエアコンを使わない冬の間でも、ゴムホースが硬化して弱くなった部分からジワジワと漏れることがあるのだ。昨年交換したのとは別のホースから漏れが始まり、いざエアコンを使おうと思った時にはガス不足になっていたというわけだ。

ああ、そういえば、バハマ号のクーラーもまたどこかから漏れているようで効きが悪くなっている。また頑張って修理をしよう・・・。