ネット上で衝撃的なニュースを見た。

「7年目で手取り11万円」給与明細が大反響 自動車整備士、国家資格で「この待遇?」

タイトルに驚き、記事を読めば、「統計調査では、平均年収43.5歳で375万円」だと。
確かに、一般的に整備士の給料は安い。ただ、私の知る範囲ではもう少し高い印象だ。私が知っていないだけで、もしかしたら実態はこうなのかな・・・。

もうずいぶん前の事なので私がサラリーマンとして整備士をしていた頃の話をしてしまおう。
私は1988年にトヨタディーラーに入社し、7年間務めた。1995年に退職する直前の年収、ちょうどニュースの本人と同じ年数だが、それでももう少し多かった記憶がある。もう20年以上も前のこと。それ故にこのニュースには大変驚いた。

確かに、当時から自分たち整備士の給料は安いと感じていた。でも仕事は素直に楽しかった。大好きなクルマに一日中触っていられて、自分のクルマも安く維持できて、そんなふうに報酬には代えられない魅力を感じていたのでそんな生活は自然に受入れていた。
ただ、もしもクルマがそれほど好きではないななら、とても不満だらけの仕事になってしまうと思う。寒さや暑さや、爪の中は真っ黒になるし、残業は多かったし・・・。やはり、全ては「クルマが好きだから」という前提の上に成り立っていたのだ。

少子化の影響だろうか、工業高校が減り、普通科高校が増えている。当時は教育の過程で自然に機械や自動車に触れ、その流れで整備士になる若者が多くいたはず。そうでなくとも大半の若者はクルマやオートバイには興味があったものだ。私も高校を卒業して真っ先に自動車免許をとり、大学へはクルマで通った。高校時代からずっとそんな生活に憧れていた。そういう時代だった。

話を戻すが、それにしても手取り11万円は安すぎるなあ。整備士になる若者がいなくなっちゃうよ・・・。