走行中にエンスト、あるいは出かけようと思ったがエンジンが掛からない。バッテリー上りのような消耗品が原因の場合は除き、故障という観点からすれば、レッカー車に頼らないならないケースの代表的は原因はフューエルポンプの故障があげられる。どんなクルマでも、燃料の供給が止まってしまえばエンジンは掛からない。
写真はクラシック・レンジローバーのフューエルポンプ。この車両もそんなトラブルによって入庫した。交換すれば済むことではあるが、出掛けようとした際、あるいは出先での立ち往生は非常に困る。多くの場合にはその先の予定や約束があるわけで、そうしたことにも影響する。長く乗っていればいつか起こるであろう故障ではあるが、できることなら無縁でありたい。
レンジローバー_フューエルポンプ

こんなクルマがレッカー車で入庫するたびに思うことは、何故フューエルポンプにはフェイルセーフがないのか?ということ。例えば、メーンとサブ、あるいはプライマリとセカンダリ、そんなふうに複数のポンプを設けるシステムがあってもいいのに。もちろんコストが掛かることなので全てのクルマにというわけにはいかないが、予算が許される一部のクルマにはそんな考え方があってもいいと思う。あるいはオプションでも良い。
例えばこんなシステムはどうだろう。フューエルタンクの中にAとB、ふたつのポンプを設ける。エンジンを掛けるたびに回路が切り替わり、今回はAポンプ、次はBポンプと交互に作動する。ある日、エンジンを掛けようと思ったらAポンプが壊れていてエンジンが掛からない。しかし、エンジンを掛け直せばその瞬間回路はBポンプへと切り替わり何事もなかったようにエンジンは掛かる。一度目にエンジンが掛からなかったという情報はメモリーされ、インジケーターランプを点灯させるなどしてドライバーに早急のサービス工場入庫を促す。他にもいろいろアイデアはあると思う。
オプションで「フェイルセーフ機能付きフューエルポンプ」が選べるなら、私はきっと付ける。