1年・・・40%
5年・・・15%
10年・・・6%
20年・・・0.4%
30年・・・0.02%

企業の年次ごとの生存率を調べるとこんな数字が出てきます。レイブリックは明日9月7日で開業20年を迎えます。データ通りであれば、20年前に起業した1,000社のうちの4社に入れたことになります。

レイブリックは1996年にランドローバーのワンブランドを取り扱うショップとして開業しました。その「ワンブランド」というポリシーを変えることなく20年続けてこられたこと、これは自分でも奇跡だと感じています。
20年前、日本国内のランドローバーの環境は、それだけをビジネスの対象とするにはあまりにも厳しいように見ていたのは確かです。街でランドローバー車を見かけることはほとんどありませんでした。開業前、事業のコンセプトを話した知人や友人から「ランドローバーだけで?!そんなマーケットあるの?大丈夫?」というようなことも言われました。もちろん自分でも絶対の自信があったわけではありません。時代の流れで、ランドローバーだけに拘っていてはとてもビジネスを続けられない時が訪れるかも、いやそもそも根拠のなことに挑もうとしているのかもしれない・・・、と。
例えば、フォードは今年1月、年末までに日本から撤退することを発表しました。日本国内でフォードのクルマが正規販売されなくなれば自然にそれと関係する市場は萎むでしょう。フォード車を中心とした中古車、パーツ販売、カスタム事業などはとても困難なものになると思います。ランドローバーだって永遠を約束されたものではありません。事実、ランドローバーを取り巻く環境はこの20年でも大きく変わりました。
1996年当時、ランドローバーは、ローバー、ミニ、MGと共にローバーグループ内にありました。新車ショールームでも4ブランドがわけ隔てなく販売されていました。その後グループは解体され、ランドローバーはBMWからフォードへと渡り歩き、現在はジャガーと共にタタ自動車傘下にあります。ミニはBMWの傘下で存続し続けています。しかし、ローバーとMGは消滅しました。やはり、最近ではローバー車やMG車はすっかり街で見られなくなりました。

ランドローバーに不変の魅力があること、ランドローバーの正規輸入が続けられていること、そういった環境が整っていて始めてレイブリックの事業は成り立っていることはいうまでもありません。なので、ローバーやMG、または先のフォードやのような事が起きれば、レイブリックも取扱い車種を増やしたり変えたりしながら企業の形を変えなければならない、そんな時が来るかもしれない、そういった不安は絶えずありました。繰り返しになりますが、今後も約束されておりません。
そんな中、20年続けてこられたことはやはり奇跡だと思えるのです。開業当時、日本ではランドローバーに限定したショップの前例はありませんでした。未来のイメージは自分自身で作っていかなければならず、しかし5年後10年後のビジョンをなかなか描けないまま、轍のない道をただただ進んきた20年のようにも感じています。

奇跡へと導いてくださった多くの方に心から感謝しております。ありがとうございました。そしてこれからもレイブリックをどうぞよろしくお願いいたします。
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