高齢者による自動車事故が深刻化している。今日は、我が家の事例を。
昨年の正月のことだった。当時私の父親は85歳。地方にいる姉が帰省してきたので父が駅までクルマで迎えにいった。その夜も父の運転で食事に出かけた。私はそこで合流したのだが、姉や甥が言うには父の運転はとても危なっかしくて乗っていて怖かったと。運転操作や瞬時の判断など、同乗していて不安を感じたそうだ。姉弟が揃い、本人を目の前にして「お父さん、そろそろ運転やめた方がいいかもよ」と言うものの、父にしてみればやはり自由をもがれてしまうようで「ハイそうしましょう」とは簡単に言えるものではない。その気持ちも十分に分かる。しかし、やはり重大事故が起きてからでは手遅れなのでどこかで期限を決めなければいけないと重く感じた。
運転免許証の更新はその一年半前に行っており、当然、高齢者講習も受けている。当の本人は、「あんなもの、役人の小遣い稼ぎだ!何千円も取って!」と愚痴を言っていたが、実質的にも名ばかりで形式的なものであることも否めないと、私は感じている。高齢者講習は、あくまで講習で、受ければ免許が更新される。そこでふるいにかけ、適正を見極めたうえで更新をさせてくれないという話は私の周辺では聞いたことがない。
それは別として、父の場合、次の免許の更新はまだ一年半先。そういう節目でもあれば更新を諦めさせるきっかけになるのだが・・・。
ところが偶然にもその二ヶ月後に転機が訪れた。突然酷い腰痛に襲われ、現実的に自動車の運転ができなくなった。とりあえず免許証は私が預り、乗っていたクルマはすぐに処分した。父としては急な展開で、驚きやら寂しさやら、きっととても複雑な思いだっただろう。クルマに乗れないことよりも自分の身体が不自由になったことのほうがショックだったようだ。ただ、家族としては父がクルマに乗らなくなったことについては大きな安心材料だった。そして今年、運転免許証の期限も切れた。
こうして、偶然にも我が家の高齢者の自動車運転問題は解決したのであった。

さて、これは今朝の地元中日新聞の新聞記事。スガキヤとは、地元の人なら誰もが知っているラーメン屋チェーン。高齢者の事故を減らすにはこういう方法もあるのか、いや今はまだこんな方法しかないものなのか・・・。とりあえず、スガキヤの活動を応援すべく、ラーメンを食べにいかないと!
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