レイブリックの欠点のひとつ、しかもかなり深刻なことなのだが、それはクルマを楽しむための提案力不足だと私は感じている。
店内のレイアウトもその一例。1996年の開業以来、必要に応じて、いや正しくは予算に応じて店内の改装を行ってきた。限られたスペースの中で店内のレイアウト変更を模索することの繰り返しだったわけだが、その結果、お客さまやスタッフが居るスペースはずいぶん快適になった。しかしその反面、アクセサリーやカスタムパーツなどを展示するスペースが失われていった。もっとも店内改装のデザインは私が主導となって行ってきたわけなので自業自得であることは間違いない・・・。

ちょっと昔話をすると、開業当時はスタッフが3人だった。事務所内には3人分のデスクと、6人掛けの商談テーブルがひとつ、それだけだった。その他のスペースには、サイドステップやグリルガードなどの大きなアクセサリー類をはじめ、ショックアブソーバーやフォグランプなど、カスタムを楽しむためのアイテムを展示できていた。
やがてスタッフも増え、そしてなによりも来店していただけるお客さまが増えた。そのために改装を行ってきたのだが、席数でいえば現在は開業当時の2倍になっている。半面、パーツを陳列するコーナーが侵されていったというわけである。

ランドローバーは、そのスタイルから多くの人と荷物を積むことができる。しかし、それでも更に「ランドローバーを使って、より楽しむためのアイテム」を積みたいと思われるユーザーさんが多い。スキーやボート、自転車やキャンプ道具などなど。そういったものを積むのに役立つのがキャリヤ。レイブリックでもTHULE(スーリー)製キャリヤの問い合わせは多い。しかし、如何せん実物が展示できていない。多くの商品は、お客さまに実物を見ていただくことでその質感やサイズ感を実感することができ、購入するか否かの明確な判断のきっかけとなる。THULEも展示をしなければ!それは長年の課題のひとつであった。
店内を眺めても眺めても、キャリヤをうまく展示する方法が見つからなかった。しかし、それでもようやく、まさに苦肉の策であるが、無いよりはあったほうが良いということで、こんなふうに手摺りにぶら下げることに至った。
高い場所なので手に触れていただくわけにはいかないが、その存在感は分かっていただけると思う。
それにしても、まだまで課題山積だ・・・。
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