自動車が日本の道を走るためには多くの基準をクリアする必要がある。あれダメ、これダメ、多くのダメがあり、そのギリギリの範囲内で多くの自動車が設計される。
レンジローバーイヴォーク
これはレンジローバー・イヴォークのリヤホイールアーチ部分。後部に、泥除け?あるいは何か空力的な目的?というようなちょっとした突起がある。実際の役割は定かではないが、ただこれもきっと「基準をクリアするため」のものだろうと私は思ってきた。
この場合の基準は、タイヤの中心から前側30度、後側50度の扇形で囲まれる部分は、タイヤやホイールの回転部分は車体からはみ出すことなくフェンダー内に納まっていなければならない!というもの。回転部分が出っ張っていては危険ということだろうから十分に理解できる。
レンジローバー

ところが、これはあくまで日本の法律であって、輸入車の場合には全てのクルマの設計がこの基準をクリアしているとは限らない。時には、日本の法律のためにわざわざデザインが変更されているものもある。おそらくだが、レンジローバー・イヴォークのフィン状の突起もそのためだろう(と私は思っている)。同様のケースは他車でも見たことがある。
この基準が、先月緩和された。ホイールはダメ、あくまで「タイヤの一部なら」ということ。最近のタイヤは、ホイールのリムを傷から守るためにリムガードという出っ張りがあるものも増えている。そういうタイヤの出っ張りに限り、10mmの範囲内ではみ出してもOKになったのだ。
これまで、日本の基準対策のために、本来のデザインとは異なる突起を設けなければならなかったものも、もしかしたら小さくできるかも!あるいはうまく取り除くことができるようになって本来のデザインのまま日本上陸を果たせるようになるかもしれない。