私など直接大きな被害を受けたわけではないが、やはり7年前に東日本大震災が起きたこの日は特別な日である。
2010年6月、私は東京都港区で事業を始めた。生活は自宅のある愛知と東京とを行ったり来たりの半分半分。事業を始め、まだ一年も経たない3月に大震災は起きた。その時私は東京に居た。ものすごい揺れだった。ビルや高速道路に囲まれた場所で、やがてそれらが崩れて体が埋もれてしまうのではと思うほど恐ろしかった。
それからあらゆる恐怖に襲われた。しばらく続いた余震の直接的な恐怖、これから日本はどうなってしまうのだろうという経済環境の先が見えない恐怖、借金を抱えながら手探りで事業を続けることの恐怖、などなど。7年前がものすごく前のことのように感じられるようでもあるが、まだ精神的にトラウマから抜け出せていないところもあり、それを思うとまだついこの前のような気もする。例えば、クルマで海岸沿いを走っている時や高速道路の高架を走っている時、どうかこの瞬間は揺れないでくれと願いながら走っている。高層ビルの上のほうの階に居る時やエレベーターに乗っている時もそう。とても確率の低いちっぽけな心配事かもしれないが、きっと生涯付き合っていかなければならないような気がする。仕方ないなあ。こうやって3月11日が訪れるたびに、多くの教訓を抱かせてくれる、そんなふううにプラス思考でいこう!