いよいよ平成の時代の終わりがカウントダウンに入った。

私の祖父母は共に明治生まれだった。祖父は昭和のうちに、祖母は平成に入ってから亡くなった。いずれにしても、祖父は3元号、祖母は4元号を生き、当時は家族内でも「いやあ、凄いなあ!」などと驚いていたものだ。そういう私も間もなく3元号を迎えられることとなった。感慨深くもあり、最近は去り行く平成の時代を懐かしむ時間も増えている。


私が大学を卒業し、社会に出たのは昭和63年のことだった。社会人一年生のうちに昭和が終わり、平成が始まった。そんなタイミングなので私の社会人生活は平成の間にもの凄い勢いで過ぎているように感じている。仕事で輸入車を取り扱う関係上、西暦を使うことが多い。しかし自身の人生には、しっかりと昭和編そして平成編が綴られているような感覚である。

その平成編の代表的な”章”はやはり起業。8年間のサラリーマン時代を経て平成8年に起業した。事業を営む上では確かに紆余曲折があったが、思い起こせばその全てがストーリーの要となっている。そして現在は既に代表職を退いている。

もうひとつ大きな章は二人の息子の成長の過程である。まだ二人とも学生ではあるが、それでも次男が成人したことで十分にひとつの区切りがついた気分。もっとも、これから彼らも社会に出て、やがては結婚して家庭を築き、いつかは孫の顔を見せてくれる時がくるかもしれない。それらのどの瞬間もきっと親として子供の成長を喜ばしく感じることだろう。

私は昭和生まれ故、アイデンディティーとしては昭和人だと感じている部分が多い。しかし、社会人としてそして親として、そういった一個人としての存在感は圧倒的に平成の時代にある。
来る令和の時代は、自分にとってどんな時代になることだろう。平成ほど躍動的にとはいかないだろうが、すっかり落ち着いてしまうにはまだまだ早すぎる。平成を自らこうして有意義な時代だったと振り返っているように、令和もそんなふうに過ごしていけたらと思う。