LAND COMFORT 加藤ブログ

ランドローバーを運転していると時間がゆっくり流れているように感じます。

ランドローバーを運転すること、ランドローバーのある生活、ランドローバーと過ごす時間、それらは全てとても心地良いこと。
「LAND COMFORT」とは、そんなことを考えながら出来上がった言葉です。

カテゴリ: レンジローバー

レンジローバースターターモーター
これは1996年モデル2ndレンジローバーのスターターモーター。スターターモーターが故障してエンジンが掛からなくなり、レッカーでの入庫となった。
私がまだ国産車の整備に就いていたころ、スターターモーターが故障した場合にはオーバーホールという選択肢も十分にあった。しかし、1995年にランドローバーに携わるようになってからは、オーバーホールをした経験は・・・、ほとんどない。いや、本当に記憶がない。
実は最初の頃は、車両から取り外したスターターモーターを、まずは分解をした。しかし、やがて分解するまでもないことが分かった。
このスターターモーターを見て気が付くことは、なんとなくオイルでしっとりと濡れていること。この状態のスターターモーターを分解すると、それはもう修理が不可能であることは一目瞭然!なのである。今回も、それを紹介するために十何年かぶりに分解してみた。それがこちら。
レンジローバーセルモーター

原因は、タペットカバーからじわりじわりと滲み出たエンジンオイルが、長い年月をかけてスターターモーター内部へと入り込んで汚れと共に粘土状になってしまうこと。今回の場合には、その汚れがよほどの抵抗になったのだろう、樹脂製のリングギヤが完全にバラバラになってしまっていた。
内部の壊れ方は様々だが、この頃のレンジローバーやディスカバリーのスターターモーター故障のほとんどが、今回のようにオイルの侵入によるもの。
これを防ぐにはこまめにエンジンルーム内を点検し、必要に応じてタペットカバーガスケットを交換することになるのだが、明かなオイル漏れでないだけにそれを察知するのは非常に難しいことかもしれない。



「レンジローバーリボーン」、これは魅力的だ!内容は記事を読んでいただくとして(http://autoc-one.jp/news/3179744/)、ずばり価格の面から話を進めよう。
135,000ポンド。最近の為替レートで換算すると、日本円でおよそ1,900万円。この価格を高いとみるか安いとみるか。自分がその金額を出せるかどうかは別として(つまり全く出せないのだが・・・)、私はこれが1,900万円なら安いと思う。まず、1970年代の2ドアモデルの個体、その中でもレストアベースに相応しい"良い"個体を見つけることがそもそも困難である。仮に見つかったとしよう、そこから手を加えていくのだが、最大の問題は、交換したいと思うパーツには入手不可能なものがあるということ。修理で対応できないものは交換したい。しかし新品パーツの供給がなければ作らなければならない。当時は適正価格で買えたパーツも、既に供給がなく、一個だけをワンオフで作ることになればコストは何倍にも何十倍にもなることもある。
今回のレンジローバーリボーンには使われていないが、一例をあげると、サイドプロテクションモール。これは何年か前にメーカーからの供給が終了している。これに代わるものを作るとなると、樹脂を形成するための金型の設計から始める必要がある。レイブリックではそれを行っているのだが、金型制作に掛かる初期コストは、同じパーツを数多くつくることでようやく単価を下げることができるのだ。
クラシックレンジローバー


1970年代のレンジローバーを完全レストアしようと思うと、そんな部品は何十点も出てくるだろう。普通に考えれば1,900万円では完全レストアは非常に難しいと思う。まあまあのことろまではできると思うが、諦める部分も出てくると思う。しかし、メーカーならそれらを作るための「型」を持っているだろうし、もしも新たに作るとしても「10台限定プロジェクト」と言っているだけあって、つまり製作費を最初から10台分として割ることで計算も立てやすいと思う。メーカーならではの技だと思う。

クラシックレンジローバーに特別な想いを抱いている私が生涯最後のクルマにするならと、まあ妄想ではあるが、そう考えるなら十分にアリなクルマだと思うわけである。仮に清水の舞台から飛び降りるつもりで問い合わせたとしても、きっと既に完売だろうな・・・。



もう何度も記事にしているが、今日も3rdレンジローバーのフューエルポンプの故障について。ガソリン供給の構造はレンジローバーに限らず、多くのクルマが同様のシステムである。クルマによって故障の頻度の大小はあるが、それはたまたまのこと。ランドローバー車のなかではBMWエンジン搭載の2002〜2005年モデルレンジローバーはこの故障が比較的多いほうと言える。故障が多いなら予防で交換するのも手だが、ただこればかりは何キロ走ったからとか、何年乗ったからという基準で定期交換するにはあまりには判断が難しずぎる。長いレンジローバーオーナー歴の中で一度起こるかどうかという低い確率なのである。
今日も3rdレンジローバーのフューエルポンプを交換したのだが、ご覧のように配線が焦げていた。元々はポンプ(モーター)自体から異音が出るほどにまでスムーズな回転が損なわれていたのだが、そのために抵抗が大きくなり、ワイヤハーネスには大きな電流が流れるようになる。そのためギボシの加締め部分など、抵抗を持つ部分がより加熱をし、回路の損傷を早める。故障に至るまでの理屈は、我々はおおよそそんなふうに推測をしている。
フューエルポンプはフューエルタンク内にあり、ガソリン満タン時には完全にガソリン内に浸かっている。それによって冷却と潤滑が行われている。そう考えると、ガソリンが減ってきたときにはタンク内でポンプが露出をし、次にガソリンを給油するまでの間、潤滑や冷却機能が損なわれることになる。
こんなふうに考えているので、私は常々できるだけ早めに給油をするように心掛けている。フューエルメーターが半分以下に下がってきたら早めに満タンにする。厳密にはガソリンが軽いほうが燃費も良いだろうが、もしも満タンを維持することで肝心な時に立ち往生する確率が減るなら私はそのほうが良いと考えている。
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レンジローバー
この3rdレンジローバーは2006年モデル。ご契約いただき、整備を施したうえで間もなくご納車予定の車両である。
走行距離は約100,000km。一年間の平均走行距離は10,000kmであり、おおよそ標準的なレベルといえる。日本では10万キロは「ハードル」のように表現されることもあるが、英国車には「10万キロだから」という概念はない。なぜなら、英国車は本国ではマイル表示だから。日本仕様のレンジローバーのオドメーターが、これ見よがしに「100,000km」を示したとしても、本国仕様車では「62,150mile」であり、何ら気にする数字ではない。さすがに「100,000mile」になると、「Just!」などとSNSでアップする人もいるかも!10マイル=約16万キロである。

さて、この62,000マイルのレンジローバーの納車前整備の主な内容は以下のとおり。

【油脂類】
・エンジンオイル&オイルフィルター交換
・ATF交換
・前後デファレンシャルオイル交換
・トランスファオイル交換
・ブレーキフルード交換

【足回り関係】
・フロントサスペンションロワアームブッシュ左右交換
・リヤナックル上下ブッシュ左右交換
・左フロントショックアブソーバー交換
・上記に伴う4輪アライメント調整

【エンジン関係】
・エアフィルター交換
・ファンベルト交換
・バッテリー交換
・エアフロセンサー交換

【ボディー電装関係】
・前後ワイパーブレード交換
・ポーレンフィルター交換
・ボンネットダンパー左右交換
・エアコンドライヤー交換

ご納車後1年&1万キロ走行を見据えた観点で点検をし、その結果NGと判断した部位については調整や修理、またはパーツ交換するのだが、レイブリックではそれらの整備費用は車両本体に含んでいる。メカニックがどれだけ不具合箇所を見つけ、改善しても追加費用は掛からない。余分に頂くのはそのためのお時間だけである。
レンジローバー




バッテリーは冬場など気温が低いと性能が落ちる。弱ったバッテリーではエンジンが掛からなくなることもある。しかし、夏場も怖い。夏場の場合には弱り始めの兆候もなく、突然イカれてしまうことがある。
私もこんな経験がある。夜のガレージでのこと。トランクから荷物を取り出すために、エンジンを掛けて1メートルほどクルマを前進させ、近所迷惑を考えて一度エンジンを止めた。ところが、荷物の整理を終え、クルマを元の位置に戻そうとしたらエンジンが全く反応しない。ルームランプも、メーター内の照明も点かない。さっきは一発でエンジンが掛かっただけに、電気系が突然故障したのかと思うほどだった。しかし隣のクルマからブースターケーブルで繋ぐと、エンジンはすぐに掛かった。やはりバッテリーが原因だった。まだ出先ではなくガレージでのことで助かったケースではある。
夏場のバッテリー不良は、こんなふうに突然不運に見舞われることがある。兆候がないことも多いので非常に困る。2〜3年経ったら早めにバッテリーを交換するしかない。いずれにしても、ロードサービスの連絡先だけはどこかに控えておくとよいでしょう。

これはバッテリー交換の作業風景。3rdレンジローバーのバッテリーはこの位置にある。周辺のパーツをいくつか取り外さないと取り出せない。それでもスペースはギリギリで、その狭い隙間から重いバッテリーを脱着するのはとても簡単とは言えない。バッテリーを買って帰ってご自身でチャレンジ、そんなメンテナンス好きなオーナーさまもいらっしゃるだろうが、くれぐれもギックリ腰にご注意を!
レンジローバー
レンジローバーバッテリー
レンジローバーバッテリー交換



バハマ号のクーラー修理は仕事の合間にボチボチと進めている。
これはドリルの歯を芯にして修理したポテンショメーター。正常に摺動するようになった。そして新品のモーターとヒーターコアを使って組み付けたヒーターユニットがこちら。あとはこれを室内に戻せば完成だが、時間の関係で今日はここまで。
レンジローバークーラー
レンジローバー

バハマ号、実はクーラーの状態が完全ではない。昨年も点検し、ガスを補充したが、今年に入って暑くなり始めの頃にクーラーを点けると既に効きが弱くなっていた。未だ見つけられないが、微妙なガス漏れがあるのだと思う。なので夏はちょっと憂鬱・・・。
そんな理由もあって、この夏に入ってからヒーターの修理に取り掛かったというわけ。ただ、せっかく室内のダッシュボードを分解しているので、この機会にクーラーに関しても再度各部を点検しようと思う。
今回の修理でヒーターは完全な状態になる。なんとかクーラーも克服したいなあ。



ヒーター修理をどんどん進めていきたいのだが、一点問題が発覚。温度調整用レバーにリンクされているプラスチックのパーツが折れていた。ここは力が掛かる部分だし、接着剤だけではとても付きそうもない。しかし、調べてみるもこのパーツは既にメーカーからの供給が終了していた。なんとかして修理するしかない。物事の多くはじっくり考えればきっと答えが見つかるもの。私はこの折れた小さなパーツを手に取りながらしばらく考えた。
ランドローバー

やがてひとつの方法を思いついた。丈夫で細い「芯」を通して補強すること。次に、何を「芯」にするかを考えた。そして思いついたのはドリルの歯。
さっそく作業開始。ボール盤に折れたパーツを順に固定して中心にドリルで1mmの穴を開けた。その穴にドリルの歯を芯として通し、歯の余分な部分を削り取った。これで強度は増した。いけるかも!あとはプラリペアを使って接着をして完成。果たしてどれだけ持つか、1mmの鉄芯を信じ、とりあえず組み付けて使ってみよう。
レンジローバー修理
ランドローバー修理

このパーツは温度調節のレバー位置(設定温度)をクーラーとの関連付けを行うためのポテンショメーターの一部。これが折れていたということはこれまでヒーター〜クーラーの緻密なコントロールがなされていなかったというこである。温度調整に関してはそもそもアバウトなシステムだと思っているので全く気付かなかったなあ(笑)。
とにかく壊れているところを見つけてしまった以上はしっかりと改善していきたい。完璧なクラシック・レンジローバーを目指して。
供給終了がなんだ!こんな小さなパーツに屈したくない!



ようやく時間ができたのでバハマ号のヒーター修理を再開。
ヒーターユニットの分解はまるで知恵の輪。というか、知恵では解けず、半ば力ずくで分解する方法しか私は知らない・・・。分解の過程は省略するとして、ユニットを中心からパカっと割ることでブロワモーターやヒーターコアが取り出せる。取り外したモーターを手で回すと、やはり少し回転は重く、ベアリングからキュルキュルと音が出た。
もうひとつ、室内で時々感じていたクーラント(冷却水)の匂いだが、その原因はヒーターコアからの漏れであると確信していた。なぜなら、クーラントが室内に引き込まれている部分はここしかないから。しかしヒーターコアを目視点検しても漏れた形跡は見当たらない。不思議だあ。しかし、既に25年経っているし、せっかくここまで分解したのだからついでに交換しない手はない。モーターと合わせて部品も用意してあるので、迷うことなく予定通り交換だ。
細切れ作業だが、今日はここまで。
レンジローバー
クラシックレンジローバー



レイブリックをご利用いただいているお客さまのクルマでクラシック・レンジローバーはあと何台あるかな。そんなふうに既にもう数えられるほどまで減っている。ここまでくれば残っているオーナーさまは、云わば筋金入り!年を重ねるごとに根気が必要になる維持管理だが、それですら既に慣れてしまったかのよう。
バハマ号もその数少ないクラシック・レンジローバーの一台。レイブリックの管理下にあることのアドバンテージを生かし、ただの低年式車にならないよう、ベストコンディションを維持していきたい。

今日は空調システムの整備に取り掛かった。ダッシュボードを分解し、取り出した黒い大きなかたまりはヒーターユニット。ブロワモーターがスムーズに回らなくなり、低速ではファンが作動しない。最大風速で回すとキュルキュル音を立てながらようやくゆるゆると風が出てくる。ブロワファンの交換が必要だと思う。
もうひとつは、時々室内にクーラントの匂いを感じる。室内でクーラントが漏れているとすれば可能性がある箇所はヒーターコアのみ。それならブロワファンを取り換える際に同時に取り換えてしまおうと、共にパーツを手配した次第。

作業に取り掛かったのが夕方近くになってからだったので、今日の作業はここまで。次はヒーターユニットを分解し、ブロワモーターとヒーターコアを取り換える。続きは後日。
レンジローバー_クラシック
レンジローバー



これは2005年式3rdレンジローバーのフューエルフィルター。BMWエンジン搭載モデル。まだまだつい最近のクルマかと思いきや、既に10年以上経過している。普通に使えば10万キロを超すのも当たり前。最近は車検時など節目の整備の際にフューエルフィルターの交換もお勧めしている。このクルマの場合も取り外してみるとフィルターからは粉っぽく真っ黒になったガソリンが出てきた。やはり汚れていたようだ。
レンジローバー
レンジローバーフューエルフィルター
稀ではあるが、この汚れの詰まりが酷いとガソリンの供給が悪くなりエンジン不調や、最悪の場合にはエンストに繋がることもある。
このフィルター、レンジローバーの場合には2006年モデル以降、ジャガーエンジンになってからはフューエルセンダーゲージと一体になってフューエルタンクの中に入った。他のランドローバー車も同様の作りに変わっていっている。なので、こんなふうにメンテナンスとしてフィルターを交換することができなくなった。しかし、こんなふうに真っ黒になったものを見ると、外付けのフィルターがあったほうが良い気もするなあ。



10年前なら「レンジローバーのウィークポイントは?」と聞かれれば、間髪入れずに「エアサスペンション」と答えていた。
写真は1994年モデルのクラシック・レンジローバーのエアスプリング。経年でベローズはヒビ割れている。ここからエアが漏れる場合もあるが、ゴムが固くなることでアルミの台座との勘合部から漏れるケースも多い。このレンジローバーの場合、全体的に劣化が進んでいたので今回4本とも交換することになった。
レンジローバー_エアサスペンション

クラシック・レンジローバーのサスペンションがコイルからエアに変わったのは1993年モデルから。その直後1995年には2ndレンジローバーにフルモデルチェンジしたのだが、エア・サスペンション機構は基本的にはクラシック時代のシステムと同じ。ただ、エアの供給や分配を掌るバルブブロックやコンプレッサーが、それまでの床下シャシ部からエンジンルームに配置されたことで、熱の影響による故障が増えた。まさに2ndレンジローバーのウィークポイントだった。当時のオーナーさまは、その修理の頻度や費用でずいぶん苦労されたと思う。最近ではパーツの価格が抑えられてきたし、当時よりも供給パーツのクォリティーが上がっているようで、トラブルは減っている。経年によって、維持はむしろ楽になっている一面もある。
2002年に3rdレンジローバー時代になると、2ndレンジローバー時代の経験からだろうが、バルブブロックやコンプレッサーは熱いエンジンルームから別の場所に移動した。バルブブロックは再び床下シャシ部に、コンプレッサーはトランクに移動した。機械物なので故障が全くなくなったとは言えないが、2ndレンジローバー時代と比較すれば消耗も故障も随分減った。今では「ウィークポイントがエアサス」と言うことも少なくなった。



レンジローバー自動車税
社有車の自動車税納付書の束が届き、さっそく納税を済ませた。中にはグリーン化税制によって15%重課されているクルマがある。バハマ号もその一台。排気量3.94リットルなので元々は66,500円。それがおよそ15%増しとなり、76,400円。差額は9,900円。昨27年度から、それまでの10%から15%に引き上げられている。新車から13年以上経過したクルマに乗るためのプレミアム価格である。
「古くなったクルマに乗っているとそうやって余分なお金が掛かるよ!そろそろ新しいクルマに買い替えたらどう?!」、経済国日本にはきっとそんな思惑もあるのだろう。しかし、クラシック・レンジローバーに乗り続けられることの魅力は、年間9,900円ポッチで揺らぐものではない。燃費は現代のクルマとは比較にならいほど悪い。だから闇雲にアクセルを踏むことはできない。のんびりのんびり、プレミアム感をむしろ味わうように悠々と乗ろう!
レンジローバー



レンジローバー_ブレーキ
写真は3rdレンジローバーのフロントブレーキパッド。交換時期である。同様の形状のものが左右内外あり、合計4枚で構成されている。そのうちの一枚に残量センサーが取り付けられている。残量センサーは樹脂製で、内部に配線が通されている。ブレーキパッドが減っていくとセンサーの樹脂部分から削れ始め、やがて配線を削り切る。つまり断線するわけで、導通がなくなったことでインストルメント内にパッド残量が少ない旨の警告がされるという仕組み。写真のセンサーも既に削れて断線に至っている。

新品のブレーキパッドはおよそ11mmある。残量センサーは残り3mmぐらいのところで削れる。え、まだ1/4以上残っているじゃないか?!と思われるかもしれないが、そこには安全マージンも含まれている。先ほど言ったように、左右内外の4枚のパッドがあるわけで、それらが必ずしも均等に減るわけではない。それに警告が点いたからといって全てのオーナーがすぐに工場に持ち込めるとも限らない。だから少し早めに知らせるようには考えられている。
また、パッドが減るスピードも均一ではない。新品時にはパッドは分厚い。踏力を加えた場合パッドは発熱するわけだが、分厚いパッド全体で熱を吸収し、また放熱をする。それに対し、薄く減ったブレーキパッドの場合には体積が小さい分、余分に発熱する。発熱が激しければパッドは劣化し、摩耗も早くなる。最初の5mmで2万キロ走れたとしても、残りの5mmでは同じようにはいかない。なのでやはり早めのパッド交換が必要になる。
更にコスト面からすれば、センサーが削れる寸前でパッドを交換した場合センサーを再利用できる可能性もある。パッドを早めに交換することで、センサーのパーツ代が助かるというわけ。ただ、切れていないセンサーだとしても取り外す際に破損してしまうこともあるのでこればかりはやってみないと分からないが・・・。
いずれにしても、ブレーキのことだけに早めの点検整備は不可欠。レイブリックでは納車前点検や車検、定期点検以外の場合でも、例えばオイル交換などクイック整備の入庫車両においてもできる限りブレーキパッド残量を点検し、少ないようであれば交換をお勧めするようにしている。
こちらは新品のパッドとセンサー。
ランドローバー_ブレーキ



何本も掛かったベルトは、やがて過去のものとなった。多くのクルマがエアコンやパワーステアリングが標準装備となったことでエンジンも最初からそのように設計されるようになったのだろう。長〜いベルトが一本でグルグルと取回され、全ての機器を回されるようになっていった。もちろん、それが切れてしまえば、あらゆるものが同時に機能しなくなるのだが、ベルトそのものも進化して寿命がとんでもなく長くなった。ベルトにはバネ仕掛けのオートテンショナーで張力が掛けられているので、メカニックの勘は必要なくなった。
ほぼメンテナンスフリーになっていったのだが、僅かに弊害もある。例えばウォーターポンプのベアリングが弱り始めたときでも、オートテンショナーは容赦なくベルトを強く張り続ける。小さなガタは一気に酷くなる。弱く調整できれば延命も可能だが、それができない。まあ、ベルト関連の整備はトータルでは随分落になっているので、手間やコスト面では十分に納得できるレベルではあるが。
レンジローバー
レンジローバー_ウォーターポンプ
写真は3rdレンジローバーの初期モデル、BMWエンジンのウォーターポンプ。特にレンジローバーだからとか、BMWエンジンだからということはなく、今ではおそらくどのメーカーのどんなエンジンでもガタ発生のリスクはよく似たものだと思う。ガタが出始めると僅かに異音がすることもある。軸のガタによってクーラント漏れが発生することもある。ウォーターポンプのトラブルはオーバーヒートに直結し、走行不能あるいはエンジンに大きなダメージを与えることにもつながるのでとても重要。小さなサインでも見逃さずにまずは点検だ。この車両の場合にはウォーターポンプのガタによって僅かづつクーラントが漏れ、やがて「LOW COOLANT LEVEL」の警告が表示されたことで入庫に至った。



レンジローバー
これはクラシック・レンジローバーのドアアウターハンドル。ディスカバリー・シリーズ1も同様のデザインだが、アクションが横向きなのが特徴的。ただ、正直なところ、ちょっと使いづらい面もある。写真は助手席側だが、ご覧のとおり左手を使って開けている。仮に左手に荷物を持っていたら、右手で・・・、いや右手からの向きでは力が入らずとても開けにくいのである。
まあ、それは慣れで克服するとして、しかし、もうひとつ問題がある。長年の使用でリンク機構にガタが出ると非常に開けにくくなる。ハンドルをギリギリいっぱいまで引いてようやく、とか。
そんな時はドアトリムを外して内側からリンケージを調整をすることで解決する。縦に2本通っているリンケージは、1本はドアロックの開閉用、そしてもう1本がドアを開けるためにラッチを解除させるためのもの。生じたガタ(遊び)を調整でつめることでドアハンドルからの作動にダイレクト感が復活する。
レンジローバー_クラシック
クラシック_レンジローバー
一枚目の写真とのハンドルの引き具合の違いが分かるだろうか?調整後ハハンドルをいっぱいまで引く手前でドアは無事に開くようになった。



写真はクラシックレンジローバーのパワーシートスイッチ部分、そのカバーを取り外したところ。クラシックレンジローバーのパワーシートには4個のモーターが使われている。座面の前後スライド、座面前部の上下調整、座面後部の上下調整、背もたれのリクライニング。スイッチによってこれらのモーターを正転または逆転させてシートポジションの調整を行う。
今回の症状は座面後部、お尻の位置にあたるのだが、その部分の上下調整が効かなくなったというもの。スイッチ操作を行って状況の確認を行った。下げる側の操作をすると、モーターは「ウイッ!」と回ろうとする。しかし動かない。それもそのはず、シートは既に最下点にあってこれ以上は下がらない。まずここで分かったことは、モーターは内部で断線などしていないということ。下げる側に回そうとしているのだからおそらく正常。
ならば上げる側の操作は?しかし何も作動音がしない。モーターが動こうとしない。モーターが正常であることを前提にすれば、スイッチ不良によって通電しないのか、との推測が成り立つ。順序立てて診断をするならモーター部分や途中のワイヤハーネスの電源供給ラインで電圧チェックをし、12Vが来ていないことを確認したうえで、今度はスイッチの導通(抵抗値)を確認する。そこで答えが出る。
ただ、今回のことは経験値でスイッチであろうことは最初から想像がついていた。ここの接触不良はよくある。カバーを外し、スイッチの接点付近をめがけて注油し、スイッチをカチャカチャ動かすと予想通りモーターは回り始めた。
レンジローバー



一気に暖かくなった。満開の桜の花びらも風に舞い始めるぐらいだから当然かな。
冬の間使っていたファンヒーターは残りの灯油を燃やし切って仕舞いこんだ。先週末はスタッドレスタイヤから夏用タイヤへの交換のために来店されるお客さまも多かった。
そして今日、桜吹雪の中でバハマ号もノーマルタイヤに履き替えた。そしてまた夏が巡ってくる。
加藤ブログ
レンジローバー
rangerover_sakura



3rdレンジローバーのオナーさまからフォグランプを明るくできないものかと相談をいただいた。2010年モデル以降の3rdレンジローバーのフォグランプはH11ハロゲンバルブ。もちろんHIDに交換すれば容易いこと。しかし、問題はスペース。左側フォグランプのすぐ後ろにはウインドウォッシャーのリザーバータンクがギリギリまで迫っていて空間に余裕がない。
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そしてH11ハロゲンバルブと同じようにL字形状のバーナーのHIDキットが見つかった。もう選択の余地はない!早速取り寄せた。とりあえず左側だけ仮付け。スペース的には問題なく収まった。あとは明るさ。
暗くなるのを待って点灯テストを行った。これなら純正ハロゲンバルブよりも確実に明るく見える!
これで決まり!と思ったのだが、運転席からの視界は、意外に右側のノーマルハロゲンバルブも見やすい。絶対的な明るさとは別に、色温度による見えやすさがある。全てはそのバランスだ。
純正のHIDは4000K前後。青過ぎず、黄色過ぎずという自然な白さである。アフターパーツでは6000K(ケルビン)ぐらいの青白い感じのものが多い。透明感のある眩しさで、「換えた感」があるので人気である。今回は4300Kを選んだ。確かに明るいのだが、ただヘッドランプの補助というよりは、霧や雪などあくまで悪天候時のためという目的からすればもっと黄色いほうが良いのかもしれない。せっかくなのでこの機会に3000KのHIDも取り寄せて試してみることにした。報告は後日。
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林道を走っていると、更に細い「これは道か」と思えるほどの轍が見つかることがある。その道が険しいほど血が騒ぐ。「他のクルマが走れてランドローバーが走れないはずはない!」、と。
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今日もただただ好奇心でそんな道にハンドルを向けた。轍は軽自動車のものと思われるほど狭い。しかしクラシック・レンジローバーは車幅もトレッドも意外に狭いのでその轍からそれほどはみ出さない。横に伸びた枝がボディーに当たることもあるが、そんな擦り傷は勲章のようなもの。多少のことは気にしない。タイヤに付いたドロだってむしろ良く似合う。セダンやミニバンの方、ごめんなさい・・・。みなさんが走れない道を走ることがランドローバーの存在意義であり、それがこの上なく楽しいのです!
ああ、ステンレスボトルにコーヒーを入れて持ってくればよかったなあ。
レンジローバー



やられた〜!
いつの間にか左リヤドアが凹んでいた。隣に停めたクルマのドアが当たったような凹み方。参ったなあ〜。できるだけこんなことにならないように、普段からなるべく隣にクルマが居ない場所を選んで駐車するように気を付けているのに、ついてないなあ・・・。
レンジローバー


以前こんなことがあった。初詣で賑わう神社の駐車場でのこと。係員が居て停める場所を指定されてしまう。もっとも駐車場は満車で空いたところに誘導されるので、必ず両隣りにもクルマが停まってしまうことはやむをえない状況だった。そして嫌な予感は的中した。
お参りを終えてクルマに向かって歩いている時、ちょうど隣の枠にセダンが停まるのが見えた。そしてセダンが停車すると後ろのドアが勢いよく開いた。成す術もなく、私のクルマのドアが凹んだ。その開いたドアから、何食わぬ顔をしておばあちゃんが降りてきた。おばあちゃんは何も理解できていない様子。私はすぐにセダンの運転席に行き、ドライバー(おそらく息子さん)に見たままの事情を伝え、凹んだドアを確認してもらった。連絡先や保険会社などを聞き、その後の処理も順調で、無事に保険修理で板金塗装をさせてもらった。
偶然その瞬間を見ていたから気が付いたが、お参りを終え、凹んだことに気が付かずにクルマに乗り込んでしまったらそれまでだった。

最近では駐車中も一定時間録画を続けてくれるドライブレコーダーも出ている。バハマ号にもドライブレコーダーは付けているが、駐車中は作動していないし、旧式なので録画時間も短い。万がいちの時に役立たないでは意味がないし、そろそろ買い替えようかな。



例えばボンネットの塗装した場合、ボンネットに貼られた「RANGE ROVER」や「LAND ROVER」のエンブレムも一旦取り外すことになるのだが、これは再使用せずに新品に交換するのが一般的。エンブレムは一文字づつ両面テープで貼られているのだが、もしも再使用をすることになれば残った両面テープを取り去り、新たに貼ることになる。せっかくだから新品をという気分的な問題もあるが、再使用する選択肢を我々が仕事として請け負った場合、パーツ代金と作業工賃が同じぐらいになってしまうのだ。
だが、もしも自分のクルマなら夜なべをしてコツコツと仕上げていくのもよい。費用の節約にもなるし、なによりも楽しい!ちなみに、これは3rdレンジローバーのボンネットエンブレムなのだが、幅30mmの両面テープがちょうど文字の高さになるので都合がよい。
塗装の際、もしも持ち帰ってご自身での貼り替えにチャレンジされたいのでしたら両面テープぐらいはサービスしますよ!
レンジローバー



一年前にも2ndレンジローバーに装着し、効果は実証済みの「ブレーキダスト超低減」ブレーキパッド、今日はお客さまからのご用命で新型レンジローバー・スポーツに装着した。見た感じ、パーツそのものも進化しているようで、鳴きに対する対策も講じられているように見える。

ランドローバーに限らず、純正パッドの場合、メーカーは「ブレーキの鳴き」に対してのクレームには敏感だ。なんとかして鳴かない工夫をし、実際にパーツ改良が繰り返されている。形状は同じでも、品番はコロコロ変わる、そんなことはランドローバーでも頻繁に行われている。
しかし、「粉が多くてホイールが汚れる」という訴えに対してはそれほどシビアに捉えていない印象だ。ブレーキは、効きと鳴きと汚れのバランスで、どれかを尊重すればどれかが犠牲になる、そんな要素を持ち合わせている。最も妥協できるのが汚れなのだろう。実際、まめに掃除をすれば済むことである。

ただ、アフターパーツとなると、それはユーザーそれぞれのニーズに合ったものが登場してしかり。ブレーキの効きに対して手を抜くわけにはいかないが、鳴きをとるか汚れをとるかは選択可能。過去の「汚れ対策ブレーキパッド」の多くは、やはり鳴きが出たものだった。

そんな一長一短の永遠の課題も、長い年月を掛けて徐々にだが解決に向かっているのかもしれない。汚れの粉が少ない、あるいは粉は出ても黒ではなく白っぽくすることで汚れを目立たなくする。ブレーキパッドを見る限り、そんな従来の技術に、鳴きを抑える工夫をプラスした商品になりつつあるように見える。今回の商品を新型レンジローバー・スポーツに取り付けるのは初めてだが、このあと、お客さまからの報告が楽しみだ。
レンジローバー_ブレーキ
ランドローバー_ブレーキ



レンジローバー_バッテリー
これは3rdレンジローバーのバッテリー交換中の様子。バッテリーはボンネットを開けて最も右奥の位置にある。充電するなど、メンテナンスのために手を入れることはできるが、ボンネットを開けただけではバッテリーを交換するためのスペースはない。左右ワイパー、そしてプレナムカバーを取り外す。ボンネットダンパーを外してボンネットを直立位置まで開ける。これでようやくスペースができる。しかし、簡単にはいかない。ワイヤーハーネスが邪魔をしているので、それらを避けながら引きずり出し、そして新しいバッテリーを収めるのだが、とにかく重い。重量はおよそ26kg。腕の力だけではとても持ち上がらない。
そのため、私はエンジンルームに乗っかって作業をする。。なのでこんなふうに養生のために毛布を被せて作業を行っているのである。
レンジローバー_バッテリー交換



2010年モデル3rdレンジローバーのフォグランプバルブをLEDに交換した。レンズが裏側から曇っていたのでついでに掃除をした。掃除はバルブの穴から行うのだが、長い棒とウエスがあれば少し根気は要ると思うが、それほど難しいことではない。いろんな掃除方法があると思うが、こういう時、私は綿棒を使う。綿棒といっても通常の耳そうじをする際に使うものよりもふたまわりほど大きいタイプ。それをドリルの先に付け、バルブの穴から差し込んでプルプルと回して曇りを拭き取る。
レンジローバー_フォグランプ
レンジローバーヴォーグ_フォグランプ
ランドローバー_フォグランプ
上の写真、左側は作業前で右が磨いたあと。透明さが復活した。これならバルブ交換の効果が100%発揮できる。光の色も青白すぎることなくとても自然な白さ。これなら夜間のドライブをも快適に感じていただけると思う。
レンジローバー



レンジローバークラシック
今日は山梨まで、クルマでの日帰り出張。もしもこれが移動手段としての自動車での出張となれば「日帰りはハードだ〜」と感じるかもしれないが、お気に入りのレンジローバーに乗っていけば、それは楽しいドライブとなる。そして今日は晴天。ハンドルを握りながらだから写真が撮れなくて残念だが、山々の雪景色と青空のコントラストがとても美しい。南アルプス、霧ケ峰、そして八ヶ岳。極めつけは霊峰富士。
富士山、実際はもっと大きく見えるのになあ・・・。写真に撮るとすごく遠くに小さく見えてしまって残念。まあ、こればかりは実際に見た人だけの財産といえるかな!
山のキレイな空気を吸って体の中もすっきり浄化された気分。程よい疲れがむしろ心地よい。今夜はよく眠れそうだ。おやすみなさい。



レンジローバー
未明から降り出した雪は朝までに10センチ近く積もっていた。午前中のうちには晴れに変わる天気予報だったので、雪が解けないうちにと早朝からスノードライブに出掛けた。
この雪で通勤や通学のみなさんは大変な思いをされたのでは・・・。しかし、今日はレイブリックは定休日で私もお休み。幹線道路の渋滞を尻目に、私は静かな郊外を目指した。
コンビニで100円コーヒーを買い、新雪のうえのレンジローバーを眺めながらのモーニングコーヒー。
いいねえ!



塗装より続く

外注でお願いいてきたレンジローバーは塗装工場での全塗装作業が完了し、レイブリックに戻ってきた。元色はストーノウェイグレイ、オーナーさまが塗り替えに選んだのは、ランドローバーの代表色ともいえるエプソム・グリーンだった。予想通り、とてもよく似合う。

ランドローバーは1990年から日本での正規輸入販売が行われるようになった。上陸した年はレンジローバー一車種のみ。1991年にディスカバリーが誕生し、ようやく二車種での体制となった。その後、1995年モデルでレンジローバーのフルモデルチェンジ、ディスカバリーのマイナーチェンジが行われた。日本国内で一気に知名度が上がったのもその頃だった。そして当時のダントツ大人気カラーがエプソム・グリーンだった。ランドローバー=エプソム・グリーンと言えるほどイメージピッタリの色だった。レンジローバーもディスカバリーも、実際にとても良く似合っていてカッコよかった。その後の後継モデルにもエプソム・グリーンは設定され続けたが、2006年以降には消滅した。
それでも、今後ランドローバー各車がモデルチェンジを繰り返していっても、エプソム・グリーンが似合わない車種はないのではないかと思えるほどである。
レンジローバー


作業はこれから細部の仕上げに入る。エンブレムの貼り付けや、ドアトリムなど内装の組み付けも残っている。しかし、完成はもう間近。





昨年はちょうどこの時期に初雪が降った。ここ数日寒くなったが、まだとても雪は降りそうもない。それでも既に多くのお客さまは急な降雪に備えてスタッドレスタイヤに交換を済ませている。冬休みも迫っているし、今日、閉店後にバハマ号もスタッドレスタイヤに交換した。
レンジローバー

ここは今年新たに設けたアジト。エアコンプレッサーを設置しているのでこんな場合にもインパクトレンチが使えてとても便利。シャッターを閉めれば寒さもそれほど感じないし、夜更かしクルマイジリには絶好の場所である。



「分解」より続く

色替え全塗装の作業をお預けしている塗装工場を侮っていた。今日、様子を見に行くと、既に新しい色に塗り変わっていた。この間には旧塗装の剥離、サフェーサー塗布(下地塗装)、そして本塗装と、何段階もの工程があり、前回見に行ってからの感じだと、そろそろ下地処理が終わったぐらいかなあと思っていた。ところがところが、既にボディーの塗装まで終わっていた。あとは取り外した前後バンパーとフロントフェンダーが残っているだけだそうだ。あと二週間ほどで組み付けまでを終えて完成させるスケジュールで進んでいるとのこと。いやいやこれは早い。素晴らしい機動力!
レンジローバー

ドアの内側など細部も見せていただいたが、もちろん全く問題なくきっちりと塗られている。
この勢いで仕上げまでよろしくお願いします。
3rdレンジローバー



私が運転免許をとった頃には、まだ全てのクルマにハロゲンヘッドランプは付いていなかったと思う。学生時代に私が乗っていたカローラも、もしかしたらハロゲンではない白熱灯のようなバルブだったと思う。そう、ハロゲンのクルマに乗るとその明るさに驚いたものだった。もう30年ぐらい以上前のことだろうか。
HIDが登場したのはレイブリックを始めてからだったと思う。国産自動車メーカーのパーツを流用し、2ndレンジローバーに装着したのは1997~1998年ごろだったと思う。これまた、その明るさに驚いた。

人は慣れてしまえばそれがスタンダードとなる習性を持っている。今となればハロゲンヘッドランプでは到底満足できないレベルになってしまった。夜間のドライブを考えれば、安全のためにも明るいほうが良い。クラシックレンジローバーのバハマ号は最近流行りのLEDバルブに交換しているが、ハロゲンなど比べものにならないほど明るい。HIDよりも手軽に交換できるのも良い。
しかし、欲をいうなら、光が白すぎる。説明書上は6,500K(ケルビン)。明るさは欲しいが、色的にはクラシックカーらしく、ハロゲン球ぐらいの少し白熱球っぽい色が良い。そういえば、LEDバルブの付属品の中に色を替えるためのセロハンがあった。もっと白くしたい人のためにはブルーの、黄色っぽくしたい人のためにはイエローのセロハンだ。ブルーを貼ると8,000K、イエローを貼ると4,300Kになるとの説明。仕舞いこんであったセロハンを取り出してきてさっそく試すことにした。
レンジローバー_ヘッドランプ
ちょうどレンズの大きさになっていてピッタリ貼れた。左側のバルブにだけ貼り付けてヘッドランプを点灯。
レンジローバー_LED
・・・、これはイメージと違う。本当に真っ黄色になってしまった。うまくいかないなあ〜。求めているのは、ふんわりと温かみのある自然な光の色。探しても見つからないってことは技術的に難しいってことなのかな・・・。
結局、セロハンをはがして元の白に戻した。色にも拘わりたいし、安全性も損ないたくない。何か良いバルブが出るのを待つことにしよう。



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