LAND COMFORT 加藤ブログ

ランドローバーを運転していると時間がゆっくり流れているように感じます。

ランドローバーを運転すること、ランドローバーのある生活、ランドローバーと過ごす時間、それらは全てとても心地良いこと。
「LAND COMFORT」とは、そんなことを考えながら出来上がった言葉です。

カテゴリ: フリーランダー

ランドローバー_フリーランダー巨匠によってリリースされた1/100モデルの数々、後ろに並んでいるランドローバーがそれなのだが、今回は本人曰く最も苦労したというランドローバーの末っ子、フリーランダー2が仲間入りした。
過去のモデルは、基本的にはその車種がベース。その車種とは、ディスカバリーならディスカバリー、レンジローバーならレンジローバー。しかし今回は違う。なんとディスカバリー4を使ってフリーランダー2を作ってしまったのだ。写真手間の右がベース車両。そこから作り出されたのが左のフリーランダー2というわけ。この2台がもともと同じクルマだったとは、とうてい想像がつかない。それほどまでに変えられている。フリーランダー2だいたい、ホイールベースが違う。スケール感を出すためにちゃんとホイールベースを短くしてボディーをコンパクトにしているのだ。
裏側を見るとわかるのだが、フロアを切って短くして繋ぎ合わせている。それも強度を持たせるために鍵状に切り欠いているところが凄い!
もう一台同じのをって言われてももう無理!だと言う。それほどまでに神経を使い、手間をかけた作品なのである。いやいや、その一台を作っただけでもの凄いことである。チラっとレンジローバー・イヴォーク製作のサインを送ったのだが、「もう無理、もう無理!」と即答。ですよね・・・。
これらの作品はレイブリックに展示中。みなさんご来店の際は、是非その「小ささ故の素晴らしさ」を確かめてください。



ランドローバーは維持が大変?時々そんな質問を受けるのだが、その人の基準がどこにあるのかによってその答えは大きくことなる。また、ランドローバー各車の間でもその差は大きい。
そんな話になったとき、私が「最も維持が楽なランドローバー」として真っ先にあげるのがフリーランダー2である。

ランドローバー_フリーランダー2現在オートクラフトで納車前の点検整備を進めているフリーランダー2を例にあげても、その整備箇所や交換部品点数の少なさが「楽さ」を証明しているといえる。イチオシの1台だ!




2007年モデル、走行距離約24,000km、フリーランダー2の交換パーツは以下のとおり。

《消耗品関係》
・フロントワイパーブレード(2本)
・リヤワイパーブレード
・エアーエレメント
・エンジンオイル
・オイルパンドレンボルト
・オイルフィルター
・ATF
・デファレンシャルオイル
・トランスファオイル
・クーラント
・ラジエタードレンプラグ
・ブレーキフルード

《エンジン水廻り関係》
・ヒーターホース(2本)

《電気廻り》
・リヤウインカーランプバルブ

早いもので、フリーランダー2がデビューして5年になる。
フリーランダー2に対する私のイメージは、MIT、マサチューセッツ工科大学である。全く「勝手ながら」であり、「何のこっちゃ?」って感じだろうが・・・。
その道にこそ進まなかったが、私は工業大学建築学科を卒業している。ろくに努力もせずにこんなことを言うのは全く恥ずかしい限りだが、私が憧れる理系大学はたくさんある。そして、私の中でダントツなのがMITなのである。ダントツと言うものの、MITのことを詳しく知っているわけではないが・・・。

高校時代、あらゆる音楽に出会った。特にロック。友人の影響でさまざまなロックを聴いた。レインボー、ディープパープル、マイケルシェンカー、レッドツェッペリン、シカゴ、ELP、カンサス、KISSなどなど。元々フォークギターから音楽に入っていった私にはそれらのほとんどが刺激的過ぎて馴染める曲とそうでない曲がはっきりしていた。そして、徐々に自分の波長に合った音楽に収束していった。最終的に最も心地よく聴けたのは、TOTO、ポリス、そしてクイーンとボストンだった。
その、ボストンのトム・シュルツがMIT出身なのだ。音楽雑誌で、「あの、MITに在学中に・・・」と、わざわざ「あの」が付けられて紹介されているということだけでMITの凄さが分かるというもの。
私がMITについて特別な感情を抱いたのは、たったそれだけの理由からである。

トム・シュルツのサウンドには隙がない。計算し尽されていて過剰とも言えるほど美しい。その洗練された音の波が私はとても好きだ。
そしてフリーランダー2。真面目で堅実で、隙がない。しかし、タキシードを着るわけではなく、逆にラフ過ぎもしない。カジュアルシャツが似合う清潔そうな好青年、MITの学生のような(見たこともないが・・・)、そんなイメージと重なるのだ。

フリーランダー2そんなふうに隙を感じないフリーランダー2だけに、ちょっとしたことがとても気になる。写真はフロントガラス部分。分かりにくいが、フロントガラスの外周の黒い部分、その合わせガラスの間に空気が入り込んでいるのか白く光って見える。気にするかしないか、そんなレベルの問題なのかもしれないが、これのためにフロントガラスを交換するかどうか、もしこれがマイカーだったとしてもとても迷うところである。いっそ飛び石で割れてしまえば思い切ってガラスを交換するところなのだが・・・。


このままボストンの音楽で締めくくろう。ボストンはバンドなのだが、レコーディングではさまざまな機材を使って音の重なりを作ったり、オーバーダビングを多様している。なので、ギターが何台って限られているわけではない。これを我々がバンドで演奏しようとすると、実際には4重5重に聞こえるギターパートのどれをフューチャーするかが問題になり、結果的にはそれが楽しみにもなる。
この曲も我々アマチュアバンドを大いに苦しめ、そして楽しませてくれた。
今夜はBOSTONで、「Peace of Mind 」。

国内の車両輸送は相変わらず麻痺状態が続いている。今週もレイブリックからオートクラフトに運びたいクルマが一台あったのだが、やはり自力で運ぶしかなかった。

今日の夕方、私はそのクルマに乗って名古屋を出発した。運んだクルマはフリーランダー2。走りながら、最近の原油高・ガソリン高騰のニュースを思い出した。そうだ、今日は燃費走行をしよう!

そんなことで、今日はフリーランダー2の燃費の実力を検証してみることにした。
ドライブコンピューターを使い、70km/h、80km/h、90km/h、100km/h、各車速の平均燃費を計ってみた。クルーズコントロールで速度を固定するのだが、東名高速道路は交通量が多いのでなかなか一定速度を保つことはできない。特に100km/h。前を走るクルマに追いついて減速し、再び100km/hに戻す。つまり平均で100km/hには必ずならないわけで、数十キロ走っておおよそ95km/hが精一杯だった。

それぞれの速度を、だいたい30kmを目安に走行した。その結果は以下の通り。

  70km/h・・・12.7km/l
  80km/h・・・13.2km/l
  90km/h・・・12.3km/l
  95km/h・・・11.3km/l

上り坂が多い区間や、もちろんその逆もあるので一概にはいえないが、それぞれ数回づつとったデータなので現実にかなり近い数値だと思う。

一番よかったのは80km/h定速走行時の13.2km/l。これは日本坂パーキングエリアに至るおよそ30kmと、東京料金所に至るおよそ30kmの二区間の平均値。実際は以下の写真のとおりで、それぞれ13.5km/lと12.9km/lだった。

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レンジローバー・イヴォークの燃費はまだ未知数だが、現行ランドローバーのガソリンエンジンではこのフリーランダー2が最高だろう。
レイブリックからオートクラフトはおよそ360km。制限速度を基準に走った場合の11.3km/lでは、燃料使用量はおよそ31.9リットル。80km/hで燃費走行した場合の13.2km/lでは27.3リットル。その差、4.6リットル。現在のハイオクガソリンを160円で計算すると736円浮くことになる。制限速度を基準といっても、クルーズコントロールを使ったおとなしい走行パターンではなく、激しく加減速を繰り返す走り方ではその差は更に大きくなるだろう。

今日、私は中井パーキングエリアでかけ蕎麦ととろろご飯を食べた。セットで630円。時間が許される場合、こうしてのんびり走ることで、タダでご飯が食べられることになることが分かった。コーヒーも付けられるかな。笑

私が自動車整備に携わり始めた頃は、まだ多くの乗用車のリヤブレーキはドラム式だった。整備する立場では、私はドラムブレーキよりもディスクブレーキのほうが好きだった。理由は簡単、整備が楽だから。当時私が務めていた職場(トヨタディーラー)で取り扱っていた車種でいえば、マーク2はディスク、コロナやコルサはドラムだった。
ただ、楽とか面倒とかで仕事を選ぶことなどできるはずはなく、リーダーに割り振られた仕事を順にこなすのみである。なので、ドラムブレーキ車が何台も続くことだってある。しかし、ドラムはドラムでいいこともある。ディスクブレーキと違って「調整」ができるのだ。しっかり調整すると、フットブレーキのタッチも良くなり、パーキングブレーキ兼用式のタイプでは引き代も変わって「整備をした感」が出る。自分が行った車検整備の出来ばえがお客さまに体感していただけるのだ。

1995年にローバーディーラーに転職した。ローバーミニもリヤドラム車だった。その後、マイカーとして乗ったミニ1000は4輪がドラムだった。
1996年にレイブリックをはじめてからはドラムブレーキとは疎遠になった。当時のランドローバーは全てディスクブレーキ車だったのだ。10年前の2001年にデビューしたフリーランダーは久しぶりに見たドラムブレーキ車だった。しかし、整備の機会は滅多に無い。点検しても減ったライニングにお目にかかることがない。つまり、なかなか減らないのである。レイブリックでは、おそらく過去の交換経験はたった一台である。

landrover_freelanderブレーキライニングは減らないが、最近は時々ホイールシリンダーからのフルード漏れは出始めた。こんなふうにブーツを捲って漏れを点検する。フルードが漏れている場合にはこの段階でトロっと垂れてくる。
それにしても、私のトヨタ時代からの経験上では、その頻度は非常に少ない。3年目、5年目の車検でも大丈夫。7年目、9年目でようやくといったレベル。非常に優秀である。それだけ、フリーランダーのリヤブレーキへの負担が少ないのかな。

ちなみに、フリーランダー2は前後ともにディスクブレーキである。

DSC_0324レイブリックのメカニックも、もちろん私もよく理解できていないが、フリーランダー2のメーター内に数字と「SERVICE」の文字が表示される。数字は29からカウントダウンしていき、やがて「0」になる。その後マイナスになって進んでいく。それは一日ごとに進んでいく。
これが、いわゆるサービスインターバルの表示なのは間違いなさそうだが、はたしてその間隔が何日なのかは誰もしらない。(探し方が悪かったのか)車両の取扱説明書の中からもその説明は見つけられなかった。メーカーは何日(何ヶ月)ごとの点検を勧めているのだろうか?

私がサービスインターバルの表示を初めて見たのは1992年のこと。フォルクスワーゲンのゴルフ3とヴェントだった。それまではトヨタ車の整備に従事していたが、私の知りうる範囲では当時の国産車にはそのような機能はなかった。しかし、多くの欧州車には既に普及していた。そういう文化なのかな。
フォルクスワーゲンの場合、メーター内の時計の調整用のボタンと、トリップメーターのリセットボタンを駆使してサービスインターバルをリセットしたり、あるいは任意の月数を設定できた記憶がある。

DSC_0325フリーランダー2に専用テスターをつないでサービスインターバルに関する画面にたどりつくと、そこには「RESET」ボタンがあるのみ。リセットすればメーター内の表示は消える。とりあえず、気になる表示が消えてやれやれ。今日のこのフリーランダーのメーター内に再び表示が出ればそれが答えなのだが、だいたい日本には12ヶ月、24ヶ月といった法定点検があるのだからリセットしてから何ヶ月後という概念は関係なく実際のサービスインターバルはやってくる。まあ車検の時に消しておけば間違いないのかな?
とにかく、何ヶ月で再点灯するのかを知ることから始めなきゃ!勉強勉強!

ランドローバー_フリーランダー2フリーランダー2、レイブリックでも徐々に取扱台数が増えてきた。リフトに乗っているアラスカ・ホワイトは、現在納車に向けて整備中。手前のゼルマット・シルバーはメンテナンスで入庫中。
フリーランダー2は、信頼性という観点では、ランドローバー車の中ではズバ抜けて優等生である。これまでトラブルで入庫したケースはほとんどない。そして、レイブリックでフリーランダー2を選ばれたユーザーさまの半数以上は、他のランドローバーからの乗り換えである。トラブルの少なさに、さぞ驚かれ、そしてご満足いただいていることだろう。
正直、販売する我々にとっても安心してお勧めできるクルマである。

さて、データが好きな私は、さっそくこんな数字を出してみた。過去1年間の販売実績の分布である。最近よく見るようになったフリーランダー2が、果たしてレイブリックでどれだけ売れたであろう。
結果は、およそ全体の7%。ちなみに、レンジローバー・スポーツと同じ台数であった。この数字を見て私は反省した。加藤ブログで取り上げているネタは圧倒的に偏りすぎている。デモカーのヴェスビウス号があるからというのも要因だが、もっとフリーランダー2をフューチャーすべきだと思った。
故障で入庫するなど、触れることが少ないのでなかなか記事にする機会がないが、フリーランダーの魅力や楽しみ方を紹介することはできるはず。また、調子がよいという事実こそ広く伝えるべき。これからは意識的に取り上げていこうと思う。

データの内容に関する余談だが、レイブリックでの販売実績トップは3rdレンジローバーで、全体のおよそ25%。2002年から発売されている3rdレンジローバーゆえに、年式に幅ができ、お客さまの予算に合う車両が見つかりやすくなってきたことが要因だと分析している。


今日は、私なりにフリーランダー2をイメージした曲にしよう。
体育会系のノリではなく、緻密で堅実な理数系って感じかな。今夜はBostonにしよう。
Bostonというバンド(実態はトム・シュルツひとりなのだが・・)を知ったのは高校一年の時。すでに2枚のアルバムが発売されていた。初めは友人からレコードを借りてカセットに録音したが、感動のあまり自分でもレコードを欲しいと思い2枚まとめて買った。15歳の時だから1980年のことである。
それからは、待てど暮らせど3枚目がリリースされない。結局、いかにも3枚目というタイトルの「Third Stage」というアルバムが発売されたのはすっかり大学生になってからだった。2枚目のアルバム「Don't Look Back」から実に8年後のことだった。
待ちぼうけを喰らわされた憤りみたいなものを勝手に感じながら、それでもやはり期待に胸を膨らませて「Third Stage」を購入し、そして1曲目「Amanda」が始まった。「トム・シュルツさん、あなたって人は・・・」、呆れるほど素晴らしいサウンド。「このアルバムを完璧にするために8年掛かりました」、彼がそう言ったかどうかは知らないが、8年掛けただけの意味はあると、1曲目を聴いただけでそう納得してしまった。
後に知ったことだが、「Amanda」という曲は、1枚目のアルバム「Boston」が作られる以前に、既に楽曲は出来上がっていたとか・・・。そうなると、世に披露されるまでに10年以上を費やしたことになる。なぜもっと早く発表しなかったのか私には全く理解できない。
ということで、今夜は、Bostonで「Amanda」。

ランドローバーのラインアップの中で、フリーランダーだけ独自の構造をしている。エンジンやシャシの各部においても、他のランドローバーとの共通パーツはほとんどない。だいたい、エンジンが横置きで、駆動スタイルがFFベースなのはフリーランダーだけである。ホイールもランドローバーではフリーランダー専用サイズとなる。
今日はフリーランダーの話。

フリーランダーのユーザーさんから、「80km/hあたりで振動が出る」との申し出があった。最初は、単純にホイールバランスに狂いでもあるのかと思った。しかし、症状を詳しく聞けば、もう少し複雑そう。結局お預かりして慎重に調べることに。まずは症状の再現。
そして試運転をして分かったことはオートマチック・トランスミッションにロックアップがかかり、そして上り坂に掛かるなどトルクが必要になったときにエンジンから「ドドドド」と振動が出ること。ここで初めて振動の原因がステアリングやアクスルなどシャシ関係ではなく、どちらかというとエンジン側にあることが判明。エンジンが怪しいとなればまずはテスター診断。そして分かったことは6番シリンダーのミスファイヤー。
フリーランダーのコイルフリーランダーのKV6というエンジンは、各気筒のスパークプラグに直接イグニションコイルが付いているダイレクトイグニションというタイプ。消耗品であるスパークプラグの状態を確認。これは問題なし。ならば、イグニションコイルか?そこで2番シリンダーとイグニションコイルを交換し、再度テスターを当てるとテスターはしっかり2番シリンダーのミスファイヤーを感知。原因はイグニションコイルだった。
点火不良により6番シリンダーの爆発力が弱く、特に力の要る場面でエンジンが耐え切れずに振動していたのだった。部品交換で無事に解決。

さて、テスターに「ミスファイヤー」が表示されるシステムが非常に興味深い。例えば、イグニションコイルへ至る配線、あるいはコイル内の断線やショートが原因であるとすれば、コントロールユニットもなんらかの異常を感知しやすいだろう。しかし、スパークプラグが悪くなってミスファイヤーを起こしている場合でもECUは感知することがある。スパークプラグの火花の強さなど見えるはずがないのに。何を根拠に、○番シリンダーと判断するのだろう。エンジンブロックに取り付けられたノックセンサーとカムシャフトセンサーやクランク角度センサーなどからの総合的な判断で気筒を判別しているのではないか?というのが我々の見解。実際のところは分からないが・・。とにかく、テスターが的確に診断してくれるのはとても助かる。


さて、既にお気づきの方もいらっしゃると思うが、今日からレイブリックのホームページが新しくなった。これは自己満足だろうが、すっかりイメチェンできてとても嬉しい。パーツ&アクセサリーのコンテンツが間に合わなかったのだが、裏側では既に完成しているので、あとは決済システムのテストを繰り返して間違いがなければOK。お金に関わる重要な部分なのでこのあたりは慎重に進めている。そして、私の宿題はパーツ情報の入力。できるだけ早くアップできるように頑張ろう!もうひと踏ん張りだ。

CA3H0379外が暗くなりかけた頃、メカニックがフリーランダー2のエンジンルームに頭を突っ込んでペンライトを当て何かを探している。車検のためにエンジンナンバーを確認していたのだ。フリーランダー2はシャシナンバーもトランク内の凄く分かり辛い場所にあった。エンジンナンバーも、そこにあると分かっていても簡単には見えない。小さなミラーを駆使してようやく文字を確認することができる。

CA3H0378場所はボンネットを開けて横たわっているエンジンの左サイド。隙間にミラーを差し込んでいくと、まずシリンダーヘッドに文字の打刻が確認できる。そこにもエンジン番号と同じ「B6324S」の文字が刻まれているが、国土交通省の言うエンジン番号とは、あくまでもエンジンブロックに記されているもの。
先のシリンダーヘッドの打刻を見つけたら、更にもう少し下にミラーをずらすと同じ文字列が見つかる。これが本物。
もし、ユーザー車検に行かれる方は、事前にしっかり確認しておいたほうが良いだろう。


特定のクルマの、しかもほとんどの読者の方にはどうでもよいことでした。お口直しになるかどうか分からないが、とにかく曲にしよう。
おとといの夜に品川でカラオケに行ったときに選んだ曲から。私は迷ったときは徳永英明さんの曲をピックアップする。そう、「VOCALIST」シリーズ。つまり女性アーティストの曲。
徳永さんが選ぶ曲は私にとってもまさに名曲揃い。「VOCALIST」が発売される以前から私はよくギターで弾き語っていた曲が非常に多い。アルバムが発売されたときには「先を越された!」と悔しい思いをした。もちろん、私が後に続くことなど決してないのだが・・。
そんなわけで、今夜は私がカバーアルバムを作ったとしても間違いなく選んだ女性ボーカルのこの曲を。
DREAMS COME TRUEで「未来予想図II」。

CA3H0271レイブリックに入庫してきたフリーランダー2のリヤウインドにこのようなステッカーが貼られていた。このクルマを工場で生産する際、このクルマの72,000kmの走行分に相当するCO2排出量を既にオフセットしているという。
センスのよいステッカー一枚によって、今日一日、私がこうしてCO2オフセットについて考えることができたわけだ。燃料費を節約するなど、コストを削減することでダイレクトにCO2オフセットにつながることもあれば、逆に地球環境のために必要なコストをかけなければならないこともある。エアコンのフロンガス回収装置も高価な機械だったし、業者によって有料で回収してもらうLLCもそう。
この機会に、更に一歩踏み込んでCO2オフセットや環境保全について考えてみることにしよう!

車検や名義変更など、自動車の登録時には車台番号(シリアルナンバー)の確認が必要。陸運事務所では、実際に検査官が車台番号の確認をする。名義変更で登録ナンバーが変わる場合、ナンバープレートの封印をする際には、検査官がクルマの場所にやってきて車検証と実際の刻印とが一致して初めて封印をしてくれる。なので、「車台番号はここですよ!」というように見えやすくしておくと作業がスムーズだ。エンジンルームに記されている場合にはボンネットを開け、ラダーフレームに記されている場合には、そのあたりの泥汚れなどを落として見えやすくしておくのだ。
CA392498フリーランダー2の場合、これがけっこう分かり辛い位置に刻印されている。メーカーからの資料ではトランクルームの一番奥となっている。しかし、そのあたりを探してもなかなか見つからない。これが、まさに封印をする時だとしたら、車台番号が刻印されている場所が確認できない限り登録は完了しない。確実に目視できることが条件なので、なんとかして車台番号の在処を調べなければならない。

CA392497実際には、トランクを開けてフロアの蓋を持ち上げ、スペアホイールの位置にたどり着く。更に、タイヤの奥、リヤシートのクッションを捲りあげるとようやく刻印が現れる。これを探すのは至難の業。知っていなければここにたどり着くことは不可能だろう。
ユーザーさんが車台番号を確認する必要に迫られる機会はきっとないだろう。仮に、ユーザー車検や、車両の個人売買などでご自身で登録される場合など、そんなときに初めて必要になるわけだ。まあ、予備知識として。



曲にしよう。私がアコースティックギターに熱心になったきっかけのアーティストは長渕剛さん。「順子」という初期のヒット曲が出た頃である。
ギターの弦の硬さはいろいろある。ミディアムゲージを基準に、硬いほうをヘビーゲージ、軟らかいほうをライトゲージという。そして、コンパウンドという更に軟らかいものもある。ちなみに、私はライトゲージを使っている。
長渕剛さんは、ヘビーゲージを使っている。しっかり押さえないとちゃんと音が出ないのだが、ちゃんと出たときの音は力強い響きを発する。特に低音では独特の「ドインドイン」と響く音になり、仲間内では長渕剛さんが弾くギターのことを「ドインギター」と呼んでいた。
長渕剛さんの力強いストロークは迫力モノだが、やはりキレのよいスリーフィンガーが魅力的だった。高校一年にギターを買ってから、私はスリーフィンガーをひたすら練習した。
今夜は、その頃の課題曲だったひとつを。長渕剛さんで、「俺らの家まで」。

昨日のブログでフリーランダー2のセキュリティーに触れた。今日、そのことで読者の方からとても貴重な情報をいただいた。
読者さんも、しばらく乗らない間に同様のトラブルに見舞われた。その際に、お求めになられたディーラーさんに問い合わせた。ディーラーさんも、昨日の私と同様に未経験のトラブル故、その対処法が見出せなかった。そしてディーラーさんを通じてメーカーに問い合わせたところ、その謎の解明に近づく説明が得られたのだと。

まず、ブロックキー内部のバッテリーについて。昨日も説明したが、このバッテリーは充電式で、走行中に車両側から充電される(といっても、特に電気的な接点がないのでどういう仕組みなのかは分からないが)。蓄電されたキーバッテリーは一ヶ月どころでは消耗しない。おそらく半年、一年といった長いスパンのことだろうと。
では、一ヶ月間放置したフリーランダー2のリモコンロックが効かなかったのは何故か?車両側のプログラムで、長期間放置されることでバッテリーの消耗からくる二次被害を回避するため、パソコンでいう「スリープモード」に入るようになっているのだそうだ。スリープしてしまったフリーランダー2を目覚めさせる方法は、昨日行った作業の通り、まず手動でロックを解除してドアを開け、セキュリティーホーンが鳴り始めるのもやむを得ず、ブロックキーをキーホールに挿しこむこと。これで、ホーンが鳴り止む。次に、リモコンキーでロック&アンロックの操作をする。これでセキュリティーが完全に解除。
昨日は、車内に乗り込めなかったことが問題だっただけで、行った作業はこれと同じことだった。

さて、スリープに入ってしまうほどの長期間とは、いったいどれぐらい?これもキッチリとプログラムされているのだ。4週間、つまり28日間クルマに乗らないとフリーランダーは眠ってしまうというのだ。
いやあ、フリーランダー2に、そんな「冬眠」の習性があるとは知らなかった。というか、それって情報として必要だと思う。取扱説明書のどこかに書いておいてくれても良いことだし、せめて正規ディーラーサービスにはブリティンを交付しておいてほしい内容だと思う。ディーラーさんもさぞ困っただろう。

とにかく、このブログを読んでくださった読者の方はこれで安心ですね。キーワードは28日間。

大変貴重な情報をいただき、ありがとうございました。

今日、紹介するお客さまは、長年「いつかはランドローバーに!」という思いを持ち続けてこられた方。その時のために、ご自宅のビルトインガレージもあらかじめ相応の高さが確保されていた。昨年、ようやくその「時」がやってきた。そして、実際に購入を検討された際に、今のご自身に一番ふさわしい一台としてフリーランダー2を選ばれた。
以来、大変気に入っていただき、大切にするあまり仕事にも使わず、平日には全く乗らずにガレージに保管し、週末のゴルフにだけに駆り出すというスタイルが定着した。ところが、ここのところ仕事が忙しく、ゴルフにも行けずに一ヶ月以上が過ぎた。つまり、フリーランダーに乗るのも一ヶ月以上ぶり。
今日、いざリモコンでロックを解除しようとしたところ、まったく作動しない。バッテリーでも上がってしまったのかな?ボンネットを開けてほかのクルマからジャンプさせれば何とかなるか?ところが、ボンネットを開ける以前に、パッと見たところドアにはキー穴がない。さて、どこからどうやってクルマに乗り込めば?
と、電話をいただいたのが今日の午後のことだった。

CA392453非常用のキー穴が助手席側のドアハンドル部にあること、そしてブロック形状のキーの内部に金属の機械式キーが存在することを説明した。電話の向こうから、客さまが開錠に向けて作業を始めた様子が伝わってくる。ココにキーを挿し込んで、時計方向に回して・・・、そしてドアを開けた瞬間、けたたましいセキュリティーホーンが鳴りはじめた。キーをダッシュボードのボックスに収めればセキュリティーホーンは鳴り止むはず。しかし、それは不可能だった。ガレージの中で助手席側を壁に近づけて停めていたため、ドアを大きく開けられず、車内にうまく体を滑り込ませることができない。週末の午後、閑静な住宅街にセキュリティーホーンが鳴り響いている様子が受話器から伝わってくる。とりあえず一度開けたドアを閉めてセキュリティーホーンを止めた。
さて、どうしたものか?途方に暮れているわけにもいかず、幸いレイブリックのすぐ近くにお住まいのお客さまだったので、とりあえず状況を確認しに出かけた。向かうクルマの中で、あれこれ対応策を考えた。ガレージジャッキを持っていって車体を持ち上げ、横へずらして乗り込むスペースを作るか?助手席からマジックハンドで(そんなもの持っていないが・・・)運転席のロックノブを開錠するか?私の自宅へ戻って小学生の息子を連れて行って潜り込ませるか?最悪はガラスを割るか?
考えているうちに到着。やはり、狭い。私の体では全く無理。オーナーさんの胴体は薄いが、それでも、最初のチャレンジでは骨盤が通らなかった。再び試みたがはやり無理。ドアを開けるたびにセキュリティーホーンは鳴り始める。取扱台数が多いであろうディーラーさんでは何か良いお知恵を持っていないかと尋ねてみたが、やはり何とかして車内に乗り込むしか方法はなさそうだ。
そんな中、お客さまが自宅の中から踏み台を持ってきた。ドアの本体部分よりも、ルーフに近いサッシ部分のほうがスペースが広く開いている。上の方のほうからなら体が入るかもしれない!ということで、再びチャレンジ。セキュリティーホーンが鳴り響く中、侵入作戦開始!そして見事成功!ブロックキーを挿し込んで無事にセキュリティーは外れ、ホーンは鳴り止んだ。スタートボタンを押せば、何事もなかったようにエンジンが掛かった。
あとで考えてみれば、私はただ応援に行っただけだった。笑

フリーランダー2の場合、ブロック形状のキーのバッテリーは、車両に差し込まれている間に充電される仕組み。放電によってリモコン操作が効かなくなったのが今回の症状。リモコンロックの開錠ボタンは、セントラルロックを開けることと、セキュリティーを外すことを同時に行っている。今回のように手動で開錠した場合には、ドアは開くが、セキュリティーは掛かったまま。だからクルマは泥棒に入られたものと判断してセキュリティーホーンを鳴らす。ただし、ブロックキーが挿し込まれることでクルマ側は「あ、なんだ、オーナーさんだったのか!」と、いう具合にセキュリティーを解くわけだ。
こんなことのないよう、二つのキーを交互に使って充電しておくことも対応策のひとつかもしれない。また、万が一の際の備え、駐車する際には助手席側のスペースには注意が必要だ。
レンジローバー・スポーツも、ディスカバリー3(きっとディスカバリー4も)も同様で非常用のキー穴は助手席側にしかない。



曲にしよう。
そういえば、昔、途方に暮れてしまうという唄があった。レコードを買ったわけではないが、かなり流行ったのでFMでは一日一度以上流れていた時期もあり、吸収力の高かった若い脳はスグに曲をインプットすることができた。単調で軽快なテンポだが、歌詞の内容は大切な彼女が離れていってしまい、深い悲しみに陥るというもの。
今夜は、大沢誉志幸さんで、「そして僕は途方に暮れる」。

フリーランダー2の「Premium Package」、日本にもこの仕様が上陸しているとは知らなかった。海外のサイトで見たことがあったが、日本ではカタログでも見たことがない。実際はあったのかな?あっと言う間に売れてしまって、売られていたことすら知らなかっただけなのかも。
フリーランダー2というクルマ自体、プレミアム性はとても高いと思う。ランドローバー車には珍しく(苦笑)、あらゆる面で隙がない。(2010年モデルは乗ったことがないので、それ以前の)現行車でさえ、「まあ、ランドローバーだから許そう」と云わざるを得ない部分を含みながら共存している感がある。そんなプレミアムカーの更なる「Premium」なパッケージが成されたクルマなのである。そんなクルマがレイブリックに入庫した。

具体的なプレミアム装備は、ボディー同色バンパーロワ&サイドシル、タングステンカラー・ドアハンドル、リヤルーフスポイラー、19インチアルミホイール、そして専用レザーシートとダッシュボードウッド。
CA392451私が、一番惹かれたのが、そのウッドだ。独特の木目柄はこだわった家具のよう。ステアリングホイールもそうだが、運転席に座ると絶えず視界のどこかに収まり続ける部分なのでここが気に入ると運転が楽しくなる。レンジローバー・ヴォーグのカタログによれば、この木目の種類は「ラインドオーク・アンスラサイト」だろうか。少し色目は違うが、「ラインド」と表現されたオークの素材で間違いないと思うが。そして、レンジローバー・ヴォーグでは、特別仕様車であるオートバイオグラフィー専用のトリムとのこと。ますますプレミアム感たっぷり!
この木目感、とてもいい!こんな加工をしてくれる職人さんが居たら是非お願いしたいことがある。まだ、計画とは呼べないほどの構想だが、いつかクラシック・レンジローバーのレストアをする際には、内装のウッドをこんな感じで仕上げてみたいと、そんな風に思ったのだ。

「PREMIUM CLASSIC」

うん、響きもいい!



今日の曲は桑田さん。
私は、サザンオールスターズのライブには行ったことがない。しかし、KUWATA BANDは観た。ただ、オーディエンスとして両手を振り上げながら観たわけではない。機会があればその頃の話をしようかと思うが、私は学生時代にライブのステージ設営に関わるアルバイトをしていた。そして、公演中はホールの陰でこっそりライブを見られるというプレミアムが付いていたのだ。手拍子もなにもできず、あくまでコッソリとなのだが、おかげでいろんな音楽と出会うことができた。
私がそのライブで(心の中で)一番盛り上がった曲はこれ。そして今でも何ヶ月かおきにこの曲が頭を駆け巡る。一度巡り始めるとなかなか出て行かない。初夏の曲だけど、頭から離れないのだから仕方がない。
今夜は、KUWATA BANDで、「BAN BAN BAN」。

フリーランダーのお客さまによるお申し出は、段差を超えた時にフロアの下からコトコト音がするというもの。
まず、これが正常な範囲なのか、あるいは特別な原因があるのかを確認する必要がある。そこで、どんな時にその音がするのかを一番ご存知であるユーザーさんに運転していただき、私は助手席で五感を集中。音、それから足やお尻に伝わってくる振動、あるいは車速や加速度、傾きなど、あらゆる神経を集中させて音がした瞬間に「どの辺り」かを瞬時に探るのだ。また、経験により、それが何に起因する音なのかを推測する。
おそらく右側だと思うとおっしゃるユーザーさんは、右側の車輪をマンホールなどの段差を乗り越えるように試運転をする。私は前を見るわけではなく、しかし目を閉じるわけではなく、強いていうならフロアの下を透視するかのごとくその辺りに集中した。
段差を乗り越えた直後に僅かにコトコトという音と振動が確認できた。やはり右側のようだ。それは回転する何かではなく、路面の凹凸による振動に合わせて発生する。サスペンション関係があやしい。

CA392384(2)ピットに戻ってリフトに上げ、さっそく下回りの点検。そして、ほんの僅かだがガタがある部分を発見。サスペンションロワアームの支点部分。シャシに取り付けられたマウント部分である。
写真は右側のロワアームを後から見たところ。取り付けのナットを取り外し、差し込まれた軸部分にガタがあることを確認。ほんの僅かの隙間だが、ココが音と振動を発する原因になっていた。
交換して解決。不快な音は消え、フリーランダーらしい心地よい振動が戻った。


曲にしよう。どういうわけだが、今夜は一青窈さんの気分。
何年か前、テレビニュースの特集だったかあるいはドキュメンタリー番組だったか忘れたが、一青窈さんが東京の読売ランドで行った無料ライブの模様を観た。彼女は、幼い頃に父親を亡くし、そして大人になる前に母親を亡くした。読売ランドは、両親に遊びに連れてきてもらった大切な思い出の場所だったのだ。そして、自身がアーティストとして活躍できるようになった時、その読売ランドでライブを行おうと思ったそうだ。その日、親子で読売ランドに遊びにきた子どもたちの思い出が、自分がそこで歌うことで少しでも強く印象に残る一日になってほしい、そんな願いを込めて歌ったそうだ。
読売ランドで歌ったかどうかは知らないが、私のお気に入りの曲を。
一青窈さんで「てんとう虫」。

巷では、世界規模のリコール騒動が起きている。リコールとは、メーカーが無償で修理あるいは部品交換をし、その経緯と結果を国土交通省に報告するというもの。
その一歩手間という位置づけでほぼ間違いないと思うのだが、「サービスキャンペーン」と呼ばれるシステムがある。メーカーが傾向的な不具合を認識し、リコールという処理をする前段階で無償対応することでトラブルを未然に防ぐ目的である。

CA392355おそらく、フリーランダー2のユーザーさんの元にはメーカー(ジャガー・ランドローバージャパン)さんからご案内の封書が届いていることだろう。
私はその文書を見ていないが、内容はある部品の交換をお勧めするもの。冷却水の回路に漏れが発生する可能性の部位があり、そのパイプを交換するのだ。
写真はエンジンのインテークマニホールド付近。取り外された手前のパイプが原因となる可能性の部品。ジョイント部が薄いグレーであることが目印。既に取り付いている対策済みのパーツは、このジョイント部分がパイプと同色のブラック。これが双方の目印となる。
実は、このジョイント部分の真下にはオルタネーター(発電機)がある。どうやら、漏れたクーラントがオルタネーターに垂れて電気的に不具合が生じることを防ぐ目的のようである。
リコールほど深刻ではないとはいえ、早めの交換が良いことは間違いないだろう。

CA391842写真はフリーランダーのエンジンアンダーカバーを取り外したところ。エンジンオイル交換をする際にも、この大きなカバーを取り外す必要がある。オイル交換は簡単なメンテナンス。できる範囲のメンテナンスはご自身で行いたいと思うユーザーさんにとっては数ヶ月に一度の楽しみでもある。しかし、この大きなアンダーカバーは、そのD.I.Y.の楽しみを奪うほどのもの。ご自宅のガレージでジャッキアップをした程度では取り外すのはとても困難なのである。使う工具もポジドライブ(プラスの変形)ドライバー、10ミリと13ミリのボックスレンチ。しかもフロント側の13ミリのボルトはバンパーの裏に入り込んで素直には工具が届かない。オイルメンテナンスだけのことを考えれば、オイルパンの部分だけでも開けられるようにしておいて欲しかった。

そういえば、Audiを扱うディーラーでメカニックをしているときのこと、Audiもオイル交換をするのにはアンダーカバーを取り外す必要があった。Audi100(現在のA6)は、「あとこの部分だけでもカバーがこんな格好をしていたら」と悔やまれるほど、そのままオイル交換をするには微妙に邪魔になる形状をしていた。その邪魔になる部分を切り取ってしまえばオイル交換作業がずいぶん楽になる。納車前整備ではじめから切り取ってしまおうか、先輩ともそんなことを企んではみたが、さすがにお客さまの了解なしに新車のアンダーカバーを加工するのは気がひけた。
ところが数台だけは無断で切り取ったことがあった。自分の会社の役員車だった。役員が使うAudiも定期的に整備で入庫する。これなら誰にも迷惑は掛からないし、作業効率が良くなれば会社のためでもある。もっとも、センスよく切り取っていたので誰が見ても違和感を感じなかっただろうが。

7384be18.JPG昨日作ったカーボン調ドラミラーの試作品だが、既に不具合が発生・・・泣。湾曲が強い部分に皺がよってしまった。もちろん、これでは商品にはできない。一から出直しだ。
新商品やオリジナルパーツは、一般に販売する前にこのように失敗を繰り返すのは当たり前のこと。こんなことを繰り返しながら安心してお届けできる商品が出来上がるのだ。もちろん、一発で決まってくれることにこしたことはないが、そもそもそんなことはまず無いと思っている。懲りずに試作品第二段に取り掛かるとしよう!
それにしても、製作からまだ24時間も経っていないとは悲しすぎる・・・泣。

f57e6fbf.JPG写真はフリーランダーのヒーターコアという部品。ヒーターラジエター、マトリックスなど、メーカーによって呼び名は様々。形状としては、まさに小型のラジエターだ。
エンジンによって温められたクーラントを室内に導き、コアを通してエンジンに戻される。ブロワファンによって送られる空気はヒーターコアを通過することで温められる。その風が室内に吹き出されるというのがヒーターの構造だ。
そのヒターコアに何故か時々穴が空く。どんなクルマでもその可能性はある。傾向的にはやはり年数が経ったクルマに多い。冷却水路内の金属ゴミが原因で錆が発生し、それが原因で侵食されるのだろうか?あるいは、クーラントや水に含まれる成分によるものなのだろうか?詳しいことは解からないが、外から傷がつくような場所ではないので、なんらかの要因で内部から侵食されていくのだろう。
とにかく、不運にも穴が空き、クーラントが室内に漏れる。室内にクーラントが漏れると甘い臭いが充満する。それが早期発見の目安となる。虫歯と同じで、放っておいても治るものでもない。空いた穴にゴミが詰り、一時的に漏れが治まるケースもあるが、根本的に治すにはパーツ交換が必要だ。
奥側のラジエターが漏れがあるもの。まだ、それほど漏れが酷くないのでとくに目だった跡はないが、水蒸気によって埃が付着しやすくなり、埃で真っ黒になっているのが分かる。
次は長持ちしますように!そう祈りながら組み付けた。

2f6f882f.JPGレイブリックではまだまだ取り扱い台数の少ないフリーランダー2。実はオイルフィルター交換をしたのは始めてのこと。ようやくユーザーさんの走行がその距離に達したというわけだ。
フリーランダー2のエンジンはボルボ製の6気筒。それが横置きにレイアウトされている。エンジンルームの横幅いっぱいに鎮座する直6エンジン、決してスペースに余裕があるわけでなく、やはりオイルフィルターは奥まった場所に取り付けられていた。「これって、出てくるの?」一見そう感じた。
しかし、パワーステアリングのリザーバータンクは工具を使わずに取り外しができ、脇に避けておくことができる。ぎりぎりではあるがフィルターがすり抜けるだけの隙間が確保され、無事に交換作業が完了した。
ランドローバーではないが、過去にはオイルフィルターが取り外せずに苦労したクルマもある。アルファロメオ156・V6や、スカイラインGT−R。周辺のパーツを取り外したりしないとたどり着けないのだ。今回も一瞬そんないやな記憶が甦ってきたが、事なきを得た。

432cf854.JPG写真はフリーランダー2HSEの標準ホイール。レンジローバースポーツ・スーパーチャージドの標準ホイールと共通のデザインだ。しかし、スペック的には全く違うサイズのホイールだ。
ランドローバー全般を通じてP.C.Dを例にとってみれば、ローバーグループ時代は120.65mm、BMW傘下時代は120mm、そしてフォードグループになってから開発されたフリーランダー2は、ボルボやジャガーと同じ108mm。
ハブ径もボルボの一部の車種やジャガーと共通だし、ナットの形状も従来のランドローバーのそれとは異なりテーパー状になっている。
今のところ、ホイールに関してはランドローバーの他の車種とは全く互換性はなく、ボルボやジャガーなど、フォードグループに準じたスペックになっている。

08c72c8a.JPG2007年に発売されたレンジローバー・スポーツの限定車「HST」が、現地では今年3月に2008年モデルとして再び発売されるようだ。仕様は2007年モデルとほぼ同じ。専用の前後エアロバンパーとフロントグリル、専用マフラーカッター、20インチ・ストーマーホイール、プレミアム・レザーシート、等々。2007年には50台が限定発売されたが、2008年モデルは日本にも導入されるのだろうか?!
そして、今年はフリーランダー2HSTも用意されているらしい。特別仕様の手法はレンジローバースポーツに順じているようで、専用前後エアロバンパーは一目で限定車とわかるほど迫力がある。これも、日本での発売情報はまだ耳に届いていない。
楽しみな2台だ。

eeb3e346.JPGエンジン形式「B6324S」と呼ばれるフリーランダー2のエンジンは直列6気筒だ。ボルボ製のこのエンジンには、これまでの常識を覆す新発想が盛り込まれている。
初代フリーランダーにはV6ガソリンエンジンが採用されていた。これを横置きにレイアウトされていたのだが、V6故にエンジンルームにはコンパクトに収まっていた。さて、フリーランダー2にはi6(IN−LINE6=直列6気筒)が搭載されているが、直列に並ぶことでエンジンの全長は必然的に長くなる。それが横置きされていることがスゴイ!通常、エンジンルームの右側にエンジン、左側にトランスアクスルがレイアウトされる。フリーランダー2もその配置は同じだが、エンジン+トランスアクスルの全長(エンジンルームに対する横幅)を短くするために、タイミングチェーンやオルタネーターやA/Cコンプレッサーなどを駆動するためのドライブベルトを、エンジン前部ではなく、エンジン後部、つまりトランスアクスルの上部に移動させているのだ。トランスアクスル上部のデッドスペースを有効に使っているので写真の通りエンジンルームには無駄な空間がなくなってギッシリ詰っているというわけだ。
i6を搭載することにより、車体前部とエンジンとの間にスペースが出来、それはいわゆるクラッシャブルゾーンであり、万がいちの事故の際にはクルマが潰れて衝撃を吸収することでキャビン内を守る役目を果たしているそうだ。

a68f4dea.JPGレイブリックにフリーランダー2が入庫した。初めて間近で見るフリーランダー2にみな興味深々。エンジンルームから下回りまで、メカニック全員で今後メンテナンスのポイントになるあたりを隅々までチェック!『あんな奥のほうにオイルフェルターがあるぞ…。』『ベルトはどうやって換えるんだ?』『おお!リヤブレーキもベンチレーティッドディスクだ!』『内装の質感もなかなかイイなあ!』
正直なところ、カタログや雑誌で見る以上に存在感もあるし各部のクォリティーも高いと感じた。

442a9c40.JPGフリーランダーの代表的なトラブルにエンジン冷却水系統がある。微妙なオーバーヒートなど、原因の究明に戸惑うこともあった。今回のトラブルは明らかな冷却水漏れ。原因はサーモスタットハウジングにあることは容易に判明したが、これを取り替えるのは簡単にはいかない。V6エンジンのバンク挟角内に位置するため、インテークマニホールドを外さないとたどり着かないのだ。今回の原因は冷却水の漏れだったが、そうでなくともサーモスタットは経年で機能不良となり、交換が必要になることはどんなクルマでも想定内のこと。いくら限られたエンジンルーム内に収める必要があるにしても、もう少しレイアウトを考えてほしいと愚痴も言いたくなる。

20080110修理の途中で写真を撮れば分かり易かったのだが、これは既にインテークマニホールド取り付けたところ。Vバンクとマニホールドに囲まれた部分にサーモスタットは存在するのだ。

9eb6bfeb.JPG2002年のフリーランダーで走行中の振動でリヤの下回りからコトコト音がし始めた。リフトで持ち上げて点検したところ、デファレンシャルを支えているラバー・マウントが劣化して亀裂が入っていた。ラバーが切れてしまっても構造的には乗っかっている格好になっているのでデファレンシャルは落っこちる心配はない。とはいえ、改善するためには交換するしか方法はないわけで、早速該当の部品を取り寄せて交換することにした。ところが、このマウントはサブフレームとデファレンシャルに囲まれていて、マウントの固定ボルトを取り外すだけではこの狭いスペースから抜け出てこないような気配…。結局、デファレンシャルを固定しているもうひとつのマウントも切り離し、デファレンシャルの位置をずらしながら僅かなスペースからなんとか抜き出すことができた。計算されたスペースなのか、たまたまなのか分からないが、あと数ミリ足りなければ更に大変な作業になるところだった。
とりあえず、作業そのものは順調に済み、コトコト音は無事に消えた。

e8a27371.JPG写真はフリーランダーのスターターモーターを分解したところ。プルインコイルと呼ばれる小さいほうのコイルの蓋を取り外すとソレノイドが抜き取れる。そして現れるのがメーン接点。この接点が閉じることで大きいほうのアーマチュアコイルに大電流が流れて回転することでエンジンが掛かる。(説明が簡単すぎてスイマセン…)
その要となるメーン接点が磨耗して段つきができてしまったことにより、接点の場所によっては接触不良になりエンジンが掛からなくなったというのが今回のトラブル。一度目は接点部分を取り外し、当たり面が均一になるように研磨して対策をした。しばらくは調子良く乗っていただいていたが再び再発したため今回は交換することにした。

efa2f1be.JPG今日から8月。また台風が接近している。その影響なのか今日は雲が多かった。厚い雲ではないので紫外線は強そうな一日だった。そういえば、今年はまだ入道雲を見ていない。今回の台風が過ぎれば夏らしい天気になるのだろうか?!

話は変わるが、英国の自動車誌AUTO EXPRESSによれば、ランドローバー社がフリーランダー2の7人乗りを計画中だとか。公式アナウンスではないので信憑性のほどは不確かだ。現在のフリーランダーのラッゲージスペースを想像するに、かなり強引な補助席になるような気がする。とはいえ、あくまで+2!フリーランダー2とほぼ同じ全長だったディスカバリー・シリーズ気砲癸型余茲螢皀妊襪存在したことを思うと、まんざら現実的でもある。とにかく、車種やグレードが充実することは嬉しい。

6d6d5b29.jpgランドローバージャパン・オフィシャルサイトで新型フリーランダーが発表になった。またイメージFLASHだけで、価格や装備などの詳細は表現されていない。本国のサイトによると、トップグレードのHSEの価格は£33,990! 現在の為替で換算すると約¥7,950,000ということになる。まあ、実際にはそんな価格にはならないと思うが…。
ちなみに、フラッグシップであるレンジローバー・スーパーチャージドは本国では £74,820、日本円換算で約¥17,500,000! ところが、実際には¥13,200,000だ。
きっと、フリーランダー2も日本が一番安く買える国になるだろう。

cbdfeaf6.JPGフランス・ボルドー地方にて新型フリーランダーのメディア向け試乗会が開催されたようだ。専門誌には早速記事として取り上げられている。記事の詳しい内容はココで明かすわけにはいかないが、記事によると気になる日本での発売はどうやら2007年の夏以降らしい。例えば2008年モデルの発表の時期に合わせるのかどうか現時点では分からないが、どちらにしてもま1年近く先のことのようだ。日本仕様では、フリーランダーにもボンネットからニョッキリ生えたサイドビューミラーが付いてきてしまうのだろうか?…

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