LAND COMFORT 加藤ブログ

ランドローバーを運転していると時間がゆっくり流れているように感じます。

ランドローバーを運転すること、ランドローバーのある生活、ランドローバーと過ごす時間、それらは全てとても心地良いこと。
「LAND COMFORT」とは、そんなことを考えながら出来上がった言葉です。

タグ:クラシックレンジ

CA3H0918タイトルを「牛歩」に変更しなければならない・・・。
レイブリックで行っているクラシック・レンジローバーのリフレッシュプランは、開始からすでに一年以上が経ってしまった。辛抱強く完成を待っていただいているユーザーさんには本当に申し訳ない。そして、このシリーズ記事を楽しみにしていただいている読者のみなさんにも忘れ去られそうである。しかし、ゆっくりゆっくりだが作業は進んでいた。ただ、私がレイブリックに居ない間に完成に向けて進んだ工程もあり、随時取り上げてブログで更新することができなかった。
塗装、シートの張替え、サスペンションをはじめとする機関部分の整備、これらをおよそ一年間かけて行ってきた。リフレッシュそのものは完成したのだが、最後の仕上げはナビゲーションの取り付け。ここで車両をオートクラフトに移動。今日から作業に取り掛かった。
更に、最後の最後は車検整備。それを終えると本当の完成。オーナーさんの元にお届けできるまでもう一息。ラストスパートだ!


CA3H0919今日、オートクラフトのお客さまから一枚のCDをいただいた。ご近所に住んでいらっしゃるレンジローバーのユーザーさんである。お客さまはギタリスト。ご自身のアルバムである。購入してでも一度聴いてみたいと思っていただけに恐縮してしまう。このアルバムを聴いて気に入ったなら、是非ライブに行ってみよう。もちろんちゃんとチケットを買って。
ありがとうございました。





CA3H0903ラダーフレームにリジッドアクスル、この古典的な構造を見ると一種の安心感を覚える。ランドローバーでは、クラシック・レンジローバー、ディフェンダー、ディスカバリー・シリーズ1などがそれにあたる。
「安心」の意味は「メンテナンスフリー」とか「壊れない」ということではなく、的確なメンテナスや修理を行いやすいということ。写真は、オートクラフトで中古車のクラシックレンジローバーの納車整備を行っている様子。リヤのブレーキ周りを点検したいたところ、ブレーキディスクの裏側がグリスとオイルでベタベタに濡れていることに気がついた。アクスルハウジング内にはデファレンシャルが、ハブベアリングにはグリスが詰められている。その間はスタブアクスル・オイルシールで仕切られている。そのシールが悪くなると、ギヤオイルがハブベアリングに回り込み、グリスはオイルで流れはじめる。それがブレーキディスクに飛び散る。
文字で表現するとわけが分からないが、とにかく、各パートごとに部品単位が分かれているので、悪い部分だけのパーツ交換が可能であり、最適なメンテナンスが可能にあるわけだ。
いちいち部品は重いし、ボルトはしっかり締め付けられている。我々整備業者はリフトやインパクトレンチに助けられるが、この頃のランドローバーを所有されているファンの中には、このあたりの整備をガレージでご自身の手で行っている方も少なくないだろう。リフレッシュの満足度がかなり高い部分である。

今回の交換部品は、主原因であるスタブアクスル・オイルシール、ハブシール、オイルでベタベタになったブレーキパッド、ブレーキディスク。ブレッキパッドとディスクは、残量としては交換するには少し早いかな?と思えるレベルだが、せっかく分解したのだから、この際気持ちよく新品を使うことにした。

予断だが、私はギヤオイルの匂いがとても好きだ。独特の香ばしい匂い。メカニックを始めた頃、トンラスミッションや、デファレンシャルの整備を覚えはじめた時の喜びの記憶に直結しているのかもしれない。車検整備から、もう一歩踏み込んだ整備。ようやくメカニックらしい仕事を与えてもらえるようになったことを実感した頃である。
また、自らはトヨタの「ハチロク」で走り回っていた。TRD製のLSD(リミテッドスリップデファレンシャル)を組み、エンジンよりも頻繁にオイル交換をした。タイヤとブレーキパッドと並んで、当時もっとも小遣いを圧迫していた消耗品だった。嫌いになるはずがない。財布の中のなけなしの紙幣が私の胃袋に入るものに変わるわけでもなく、デファレンシャルに飲み込まれるわけだから。



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